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ローラン・ルーミエ
Laurent Roumier
ローラン・ルーミエの父親はジョルジュ・ ルーミエの次男のアラン氏で、1986年まで30年間ヴォギュエの支配人を務めていました。兄はエルヴェで1978年に独立しました。
1994年に同じ村に自身の独立したドメーヌを造り、4haの小さな畑で生産量があまりにも少く入手困難な造り手です。
クリストフ・ルーミエの従兄弟にあたり、クロ・ヴージョはジョルジュ・ルーミエから受け継いだたった1haの特級畑です。
ブルゴーニュ地方、シャンボール・ミュジニー村の名門ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエをお爺様に持ち、ドメーヌ・エルヴェ・ルーミエの弟に当たるローラン・ルーミエ氏は1994 年に同じ村に独立したドメーヌを作りました。その独立に際し、ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエが持っていた、クロ・ド・ブージョを1ha分けて貰うという非常に恵まれたスタートをきりました。お爺様の作り方の良い所を取り入れながら、自分流のワインを作り始め、最初はROUMIER 家の重圧がのしかかっておりましたが、最近はすっかり彼のワイン、ローラン節が前面に出、押しも押されぬ中堅ワイナリーです。
エルヴェさんの若すぎる不幸により、エルヴェさんの奥様では切り盛りできない部分を、ローランが色んな意味で助けております。醸造所の投資も行い、ますます意欲的に、かつ自分のペースをしっかり守りながら確実にワイナリー経営をしております。お爺様が有名な醸造家という事に胡坐をかかず、おごる事もなく地道に一生懸命頑張っている姿を見ると応援したくなるお人柄です。
生産量が少ないのが難点ですが、その割には国際的に有名なのが有難いです。やはり真面目に着実にワイン作りを行っているからでしょう。生産量の80%は輸出(アメリカ・オーストラリア・スイス・ドイツ・日本…)フランスでも、なかなかお目にかかれるワインではないのです。やはり希少価値の高いワインの1つと言っても過言では有りません。我々も毎年買わせて頂ける様、きちんとお付き合いを続けたいと思っております。
新井順子さん談
ローラン・ルーミエ訪問記(2014 年5 月)
ディオニーとして初めての訪問。物腰柔らかい奥様のコリーヌさんが出迎えてくれ、まずは2012VINの試飲から始まり、シェと畑を案内して頂きました。
「11年は晴れが多くフルーティな仕上がりに、12年は雨が多い年だったが収穫前は天気が良かったので結果、凝縮感がでたとの事。来年リリース予定の13年はずっと雨が続きベト病が。
花が咲いてからも1週間強風で花振るいが起こり、平年比40%減となりました。」と。 去年・今年に続き、来年も数量は超限定での入荷となりそう。(涙)
≪新情報≫
フィサンの樽職人ルソー氏の3 種類の樽を主に使用。
樽の種類:
①MFC(シャンボール以上のキュヴェに使用) フルーティ 焼き具合(軽め)
②VIDEO(シャルム以上のキュヴェに使用) ↓ ↓
③ALLEGRO(シャルム以上のキュヴェに使用) ボワゼ 焼き具合(強め)
それぞれのVIN と区画にあわせ上記の樽を使い分け特徴を表現しているとの事です。