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シャトー・デ・ヴァンティニエール
Chateau des Vingtinieres
新たな活路を見いだしプロヴァンスの荒地30haを畑に開墾した、12代目当主の英断と哲学を知る
ロワール地方プイィにて1677年に設立のドメーヌ。
11世紀に修道院に所有されていたプイィ・フュメの特別区画”La Loge Aux Moines”(4.5ha)を現在所有し、プイィ・シュール・ロワールにて35ha サンセールに5haの畑を所有する環境下でワイン造りを手掛けます。
12代目当主のパトリス・モルー氏は1979年、先代からACプイィ・フュメおよびACサンセールを引継ぎ、1996年、新たな可能性を求めに南仏に30haの畑を荒地の状態で購入しました。
パトリス氏の長男アルノー氏は2007年に、次男ジュリアン氏は当時勤めていた会社を2011年に退職、父と共にドメーヌを受け継ぐ事を決意。
植樹も兼ねて畑の開墾に努め、コート・ド・プロヴァンス地方においてロゼ用の畑29ha/白2ha/赤4haの合計35haを所有します。(2014年現在)
パトリス・モルーの所有するコート・ド・プロヴァンスの畑はアペラシオンの心臓部《ル・カネ・デ・モール村》の 『内陸の谷』と呼ばれる標高110mのエリアに位置する。
一帯はアペラシオンとしてはめずらしい、およそ2.7億年前の古生代ペルム紀の岩盤で構成され、地表は粘土と砂質に覆われた、低収量で凝縮感のある葡萄の栽培に適したテロワールです。
畑仕事においては月齢カレンダーを用い、土地の特性を理解しようと努め、化学肥料は一切使用せずこまめに土を耕し微生物を活発化させ、根と樹の成長過程を注意深く見守り、昔ながらの、自然で健全な葡萄の育成を目指しています(ビオディナミ農法未導入)。
醸造における清澄、フィルタリング、瓶詰めも月齢カレンダーに従います。1ha当たりの収穫量は約30hl(アペラシオン法定は65hl/ha)。