それぞれの畑の土壌の個性、シャルドネというブドウの特性、そして人的要素のバランスを重視したワイン造りを行っています。空気の流れや日照を考慮に入れた剪定、堆肥、摘芽、摘葉、さらには 多くの畑における手摘みに寄る収穫などを行い、最善の結果を生み出せるうように細心の注意を払って畑と向き合っています(通常、Petit ChablisやChablisでは機械による収穫が多いです)。
またドメーヌでは土中微生物を含む土壌に関わる生物多様性を重要視しており、その多様性を維持するため除草剤の不使用はもちろんのこと、雑草は鋤き返しを行い土中へと還元し、その種子もその後に芽吹くよう全てそのままとしています。病虫害に対しても、自然由来のものでこれに対処することとしており、銅や硫黄、そしてビオディナミで用いられている各種プレパラシオンを使用しています。ビオディナミそのものに対してドメーヌでは大きな関心を持っており現在、畑を転換中です。ビオロジック&ビオディナミに関するアプローチや人為的な介入のない、最もナチュラルなワイン造りに関して、その多くをDomaine de L’EnclosのBouchard兄弟がから学んでおり、実際にDomaine de l’Enclosで従業員としても勤務しておりました。その縁もあり醸造はDomaine de l’Enclos内の一部を間借りして仕込んでおります。