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1860年からカルヌントゥムのゲトレスブルンに畑を所有し、様々な農作物で農場を営んでいたネッツル家。1980年に現当主のフランツ・ネッツルと妻クリスティンが、父から農場を譲り受けたのをきっかけに、本格的にワイン造りを行うようになり次々ワイン用葡萄への植え替えを行っていき、現在28haある畑はほとんど葡萄畑になりました。フランツはルービン・カルヌントゥムの立ち上げと普及に尽力し現在の発展に寄与した地域の顔役的な存在。そして2007年から娘のクリスティーナが、国際ワイン管理とマーケティングをロンドンで学び終え、両親とともにワイン造りに参加。テロワールを活かしたワイン造りなど新しい取り組みを行っています。
ネッツルの信念として畑や醸造への労力を惜しまず葡萄のポテンシャルを最大限引き出さすべく多くの時間を費やすこと、また常に自然と調和し将来の世代のために土壌の健康を維持することに重きを置いています。畑においてはクリスティーナが先導を切って有機栽培によるワイン造りに2010年から少しずつ変えていき、2018年ヴィンテージのより有機認証も取得しています。醸造においては酵母も自生の天然酵母のみを使用。酵母による自発的な発酵に任せています。
本拠地であるカルヌントゥムのミクロクリマは特徴的で、南東のノイジードル湖方面からのパノニア気候による暖かい風により夏の気温が高く降水量も少ないため、その影響でツヴァイゲルを中心とした赤ワインが有名ではあるが、北側のドナウ川から来る冷涼な風の影響もあり白ワインもキレイな酸を保つ。ネッツルにおいても生産の約60%はツヴァイゲルトなど赤ワインですが、白ワインにも定評があります。土壌も黄土や砂利、粘土のかけらなど様々でワインに深みを与えています。