0
¥0

現在カート内に商品はございません。

2件の商品が見つかりました
ガイヤーホフは、クレムスの東、ドナウ(ダニューブ)川の渓谷にあり、クレムシュタール(クレムス渓谷)として知られるニーダーエステライヒ州のワイン生産地区の一角を占めています。
ここ、ドナウ川に近いことで知られている最上の土地で、ヨーゼフとイルゼ・マイヤーの夫妻は、15haのブドウ畑を耕しています。
昼夜の顕著な温度差が、特有のアロマの醸成に資するだけでなく、最高品質のワインを造る基盤になっています。しかし、ワインの特長と個性はなによりも、夫妻のワインに対する情熱と自然への愛情、伝統とジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる喜び)に対する愛着から、もたらされるものです。
逆にまた、それらのものごとのすべてが、彼らの生き方と判断に影響を与えているのです。

歴史 : ガイヤーホフの醸造所は非常に古い歴史を持っています。この醸造所が最初の文献に登場するのは1135年のことです。セラーはその頃に建設されたようです。16世紀以来、代々ドメーヌを営み、ワインを作ってきました。ワイン醸造と並行して、レンガ工場と、レンガやレンガの原料である粘土をドナウ河で運搬し、王室まで運ぶ為の船会社を経営していました。その為、ガイヤーホフの家紋には船の絵が印されてしるのです。
造り手略歴 : 1986年、Ilse Maier イルゼ・マイヤーは両親からドメーヌを継ぎました。彼女はウィーンの大学で有機農法と生態学を勉強しました。その後、ドイツ、アルゼンチン、フランスのドメーヌで働いた経験を持ちます。

哲学 : オーガニックなブドウ栽培は、品質向上をめざすもっとも新しい大いなる挑戦です。安全網なしで空中ブランコをするようなもので、詳細なノウハウと非常に繊細な感覚を要します。このプロセスは、ワインを商う者にとって非常に大きな負担であり、実際、精密で的確な作業が必要となります。徹底的に、そしてタイミングよく、必要とされる予防策と手段をすべて講じてきたでしょうか?小さな失敗でも、ブドウ栽培の過程では決定的な影響を与えかねません。手遅れになれば、救済策は存在しないのです。
「過去15年間、私たちは専門的なノウハウの研究に取り組んできました。そのためにかなりの学習と勇気と忍耐が必要でした。」とイルゼ・マイヤーは振り返ります。「高い品質のワインは、ブドウ畑にその基礎を置くので、そういった経験はごく自然と私たちのワインの品質に現れてくるのです。」
オーガニックなブドウ栽培は、単に化学的な添加物を控えるというだけではありません。最も重要となる必要条件は、自然の法則を理解することです。自然の法則は不動のものです。それを理解し、共に生きることは過去数千年にわたって当然のこととされてきたものであって、自然と文明との間の絶え間ない均衡作業なのです。ブドウは、土によってだけでなく、太陽によって成長します。植物は人間にはできないことができます。つまり、光合成によってエネルギーを物質に変換できるのです。人が木を切り倒して燃やすと、太陽に由来する部分はエネルギーへと戻り、土壌に由来する部分は灰分(乾留エキス分)になって残ります。太陽に由来するものがなんと多く、土に由来するものがなんと少ないことでしょうか!

栽培方法 : ビオロジック
その栽培方法の開始時期 : 1988年
その栽培方法を適用している畑名 : 全ての畑 
栽培方法の将来的な展望 : これまでの歴史と未来を上手に融合させていく事がとても大切だと考えています。この融合の形は、私達の作るワインの中にも認められます。セラーの中では、化学物質を使用せず、伝統的な方法で醸造を行っています。洗浄には、井戸から汲み上げた水を使っています。醗酵が自然に終わる前までは一切酸化防止剤を添加せず、二酸化炭素やドライアイスも使用しません。ワインが空気に触れたとき、青々とした果実感よりもむしろ、完熟した果実感を長く感じるでしょう。
更にもっと重要なのは、畑での仕事だと考えています。ドメーヌのあるここオーバーフハOberfuchaは、古い山々が連なるボヘミアン丘陵と、ドナウ河に面した低地であるとトゥルナーTullner平原の堺目という地理的に恵まれた場所に位置しています。私達のワインは全て単一畑のブドウから作っているので、それぞれ異なる土壌の特徴が色濃く反映されます。土壌こそが、その土地固有のワインを作る基本と考えています。ブドウ樹はそれぞれの土地に根をはっているので、もし化学物質を加えてワインを作ったら、ワインは全て同じ味となるでしょう。自然な栽培を心がけるほどに、ブドウは地中から養分を得ようと深くまで根をはらなければいけません。それぞれの土壌がそれぞれ異なる養分を蓄えているので、それがそれぞれのワインに現れ、『テロワール』を感じることができるのです。
カートに追加しました。
カートへ進む

カテゴリ一覧

ページトップへ