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マルスーレ
Marsuret

プロセッコ種本来の香、味わいを誠実に表現することが責任。
『プロセッコがDOCGに昇格することを未だに納得していない人が多くいることも事実だ。しかし、元々原産地呼称制度は価格や希少価値ではなく、その産地、ワインの個性を守る為に存在したはずであり、プロセッコ種にはその可能性が十分にあると確信しているし、近年のプロセッコはテロワールの表現という意味でも1つ上のステップに進んだように思える。』その土壌は変化に富んでいる。氷河期に由来する氷堆石が主となるが、アルプス山脈を形成する石灰土壌が所々顔を出しているかと思えば、海に由来する泥岩や砂岩質も存在する。非常に起伏に富んだ土地で数メートルごとに土壌も変化するし、この狭いエリア内で標高差は軽く200mを越す。特にマルスーレは、ほぼ全ての畑を丘の頂上部の南側斜面に所有している(一部ヴァルドッビアーデネの外側にも所有)のが特徴でプロセッコのイメージとは全く異なる急斜面の畑になっている。勿論、この急斜面にはトラクターは入ることができないので、耕作から収穫まで全ての作業は人間の手によって行われることとなる。また、彼等の畑では有機的な取組みが成されていて出来る限り化学的な肥料を制限し、健全な葡萄の栽培に努めている。『私達のプロセッコはシャルマ方式によって完成し、プロセッコ種の本来の個性を表現することを最重要と考えている。』とマッシモ氏が言うように、健全な状態で適度に熟した葡萄を素早くプレスし、自然酵母で発酵させる。更には瓶内ではなく、大きなタンク内で2次発酵を行うことで酵母や澱に影響されずにプロセッコ本来のアロマティックで華やかな白い果実を思わせる香が素直に生かされることとなる。シャンパーニュやフランチャコルタに存在する砂糖を焦がしたような香ばしい風味や後口のボリューム感は発酵行程に起因していることがほとんどで、プロセッコ種のフレッシュさを表現するには邪魔になるようだ。白桃、青りんご、シトラスに少し東洋的なスパイスを思わせるマルスーレのプロセッコはプロセッコ種の本来の特徴を忠実に表現しながらも味わいの骨格、酒質という意味では従来のプロセッコのそれを大きく上回っている。『有機的アプローチによって強くなった葡萄樹が大きな要因。』と言うが、更に特筆すべきは飛び地のように所有している葡萄畑の多様なテロワールをブレンドしていることとその樹齢の高さ。最も古い企画では70年を越し、50年以上の樹が半分以上を占めるというプロセッコにしては贅沢な環境と言える。最後にマルスーレは家族経営で成り立っている。マッシモ氏を中心に家族全員がプロセッコ種の個性を守り続けることに情熱を燃やす。葡萄の樹齢が若い畑や微気候によって何らかの問題が発生した畑はその段階で販売用に回される。そして第二段階、手作業による収穫時に選別が行われマルスーレの品質基準を下回るものは販売に回されると言う。マルスーレのブランド、そしてプロセッコの本来の姿を知ってもらう為に彼等の畑で収穫された葡萄は驚くべきことに半数以上を大手プロセッコメーカーに販売しているのだと言う。『栽培から醸造までプロセッコの個性を誠実に表現したい。 日本の皆さんとも価値観を共有できたら嬉しい。』
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