フランス、ローヌ
栽培: ビオディナミ
畑は2ヶ所に分かれており、合計で24haを所有。土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。樹齢は平均で30年から40年で、最も古いカリニャンは最低でも70年。
収穫: 9名で3週間くらい すべて手摘み
醸造: 一部を除梗した後にタンクで野生酵母による発酵。発酵中の温度コントロールは行わない。発酵終了後に軽く圧搾した後、ホーローのタンクで3から4ヶ月の熟成。亜硫酸の添加はなし。清澄、ろ過のどちらも行わない。
品種: アラモン、サンソー、ユニ・ブラン(2023年ヴィンテージ50%、2022年ヴィンテージ50%のブレンド)
*ラベルのヴィンテージ表記が、Lot GJ23ではないものもあるかもしれません。
GJ23以外の表記のものに関しましては、お客様ご自身で2023年を把握できるように記載などのご調整をお願い致します。
また、今回赤12%、赤10.5%、ロゼは2022年と2023年ヴィンテージのブレンドとなっておりますので、こちらも併せて貴店にて把握できるようにご調整ください。
*赤12%、赤10.5%、ロゼの3アイテムは、2022年と2023年ヴィンテージを瓶詰め前にブレンドしております。
2022年の生産量が多かったことで実現しましたが、赤に関しましては両ヴィンテージをブレンドすることでタンニンが穏やかになり、味わいは神酒感が控えめになった印象が伺えます。
ロゼは、2023年のアルコール度数が13.5%とやや高く、アルコール度数10.5%の2022年ヴィンテージとブレンドすることでアルコールを下げ、調和の取れた味わいを引き出しました。
白については赤に比べて生産量が少なく2022年ヴィンテージが残っていないこと、ラヴォン・ギャルドはアペラシオンを取得していることから単一ヴィンテージとなっております。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。カレンズやプルーン、苺、いちじくなどのドライフルーツが混ざり合うやや充実感のある香りに、紅茶やドライフラワー、インク、土、クローブなどの香りがほどよく溶け込みます。
コク深い果実の香りからのイメージとは裏腹に、ミディアムライトタッチの軽やかさで、雑味のない清らかな飲み心地でスムーズに喉を通ります。
口中に留まる風味は、黒や赤のミックスベリーや深みのあるドライフルーツ、スパイスの甘苦さなどが調和し、若々しい果実の風味とほどよい複雑性やこなれ感、落ち着いた雰囲気が絡み合います。
鼻腔には紅茶の香りが抜け、心地良いかぐわしさが続きます。
*ラヴォン・ギャルド以外はスクリューキャップで再生ボトル(1リットル)を使用していますので、擦れた様な瓶傷や瓶の色の違いでの混載がございます。
*すべて手詰めしていますので、瓶口及び瓶にワインによる汚れが付着していることがございます。
熱劣化によるモレではございません。
*破れや傷、2枚貼り等のラベル不良が多数含まれる可能性がありますが、ラベルが貼られていないものを除いて、全て出荷の対象とさせていただきます。
*時間の経過に伴い、瓶口や液中に白い結晶状の「フロール」と称するタンパク質が浮いてくる場合がございますが、品質には全く問題ございません。
ルイ・ジュリアン
Louis Julian
彼のワインのほとんどは、村人たちによって消費されています。
夕方に訪問して1時間も滞在すると、必ず何人かが5Lくらいのポリタンクを片手に訪れ、好みのワインを注いでいる姿を目にします。その光景は、まるでセルフのガソリンスタンドのようです。
彼はブドウの品種改良の研究者でもあり、温暖化対策として暑い気候でも対応できる品種などを開発しています。年齢は60歳を超えています。記憶力は抜群で過去の天候について尋ねると、数字を明確に交えてすらすらと答えてくれました。
もの静かで質問をしてもあまり多くを語ろうとはしないが、温和で誠実な人柄です。
ビオディナミで栽培。
畑は2ヶ所に分かれており,合計で24haを所有。土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。樹齢は平均で30~40年で,最も古いカリニャンは最低でも70年。