お一人様1本

産地： フランス、ACアルザス
品種： ピノノワール　
赤ワイン
樹齢： 38年平均
土壌： 小石混じりの泥土状粘土質
マセラシオン： スミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで11日間
醗酵： 自然酵母で20日間
熟成： 古樽228Lで10ヶ月
アルコール度数： 13%

リスのフラッグシップであるアンプラントよりもライトなピノノワールがコンセプトのリーブル・コム・レール。
2022年は、ブドウがかつてないほど早熟で雨が少なく太陽に恵まれた年だったが、醸造は簡単ではなかった。
カトリーヌ曰く、ピノノワールは常にSO2無添加を目標にしているが、この年はアルコール発酵中にマロラクティック発酵が同時に起こってしまったため、ボラティルの上昇を抑えるためにマロラクティック発酵が終わった後にSO2を20㎎/L 添加したとのこと。
マセラシオン中にピジャージュをしっかりかけてボラティル上昇を防ぐ選択肢もあったが、カトリーヌは最終的にワインの味わいの方を優先し、抽出を抑えながら最後にごく少量のSO2を入れてボラティルを抑えた。
出来上がったワインは、お見事というくらいエレガントに洗練されたチャーミングな味わいに仕上がっている！
通常、醸造に何も問題がなければSO2無添加にこだわるカトリーヌだが、醸造が困難な時に止むを得ず最小限の「消しゴム」を使い、そしてこの官能的なワインを仕上げた彼女にあっぱれを送りたい！

色合いは透明感のあるルビー色。ザクロ、フランボワーズ、グロゼイユ、ヨードの香り。
ワインは豊潤かつチャーミングで明るく滑らかな果実味があり、繊細なタンニンの収斂味がきれいに溶け込む！

収穫日は9月9日とブドウが早熟だった！
収量は日照りが続いたにもかかわらず40hL/haと例年並みの量を確保できた！
畑はEichhoffen村の所有で0.5haあり、村が畑を管理する若い生産者を公募し、それに見事に当選したリスが2019年から委託管理することとなった！
ワイン名は「風のように自由になる」という意味があり、ラベルのデザインには、公募当選に多大なる貢献を果たしたワイン生産者フィリップ・モレの趣味であるハングライダーが感謝の意を込めて描かれている！
SO2はマロラクティック発酵後に20㎎/L添加。ノンフィルター！

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