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VdF レ・プティット・フルール・ルージュ 2022 / ヴァンサン・トリコ
( Les Petites Fleurs Rouge / Vincent Tricot ) 9318

  • 赤ワイン
¥5,115 税込
商品コード: nomal
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フランス、オーヴェルニュ呼称: ヴァン・ド・フランス
品種: ガメイ・ドーヴェルニュ100%
赤ワイン
面積: 2ha
土壌: 粘土石灰 
標高: 400m
畑の向き: 西
樹齢: 平均50年 
収穫:手摘み
収量: 40hl/ha
酵母: 自生酵母
発酵・熟成: 全房でマセラシオンカルボニック
空気圧式圧搾
60hlのグラスファイバータンクで発酵・熟成
無濾過・無清澄
SO2: 無添加 トータル:0mg/L未満
アルコール度数: 12%

粘土石灰土壌に植わる樹齢50年のガメイを全房でマセラシオンカルボニック後、グラスファイバータンクで発酵・熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。
エッジが紫のルビー色、レッドプラムやフランボワーズ、ナツメグなどのスパイシー香り、冷涼感のあるアタックに心地よい果実味と穏やかなタンニンがバランスよく、ほのかな酸味が上品な仕上がりです。

やや淡いガーネットの外観、ザクロや苺のような熟した果実の香りとグリーンペッパーのような青みのアクセント、赤果実中心の繊細なエキスの余韻にほろ苦さを感じます。みずみずしくピュアなエキス。
まだコンパクトな味わいなので少し寝かせることをおすすめします。

ヴァンサン・トリコ
Vincent Tricot


ヴァンサン・トリコ氏は1972年生まれの若き醸造家。
南仏でワインを11年作っておりましたが、いよいよ独立の時期が到来、しかし選んだ地は奥様の実家の近くオーヴェルニュ地方でした。
しかしそれは彼にとってChance到来の選択です。この地で長い間(1971年~)無農薬で畑を守っていた、Claude Prugnard氏の所でお手伝いをし、彼もそろそろ年齢的理由で引退を決心。
彼の子供がワイン作りに興味はなく、残念ながら畑を手放なさなければならなくなりました。
しかし最後に彼のワイン作りを手伝ったヴァンサンの情熱に惚れ、彼に畑とシェ(醸造所)を譲り、2000~2002年は金銭的理由で借りておりましたが、2003年に購入、名実ともにオーナーとなり自分のワインを作り始めました。
畑は全部で4.60ha、内訳は3.30haのGamay、0.70haのChardonnay、そして何と0.60haのPinot Noirなのであります。
昔この地では沢山のピノ・ノワールが植わっておりましたが、近くのBourgogneの関係で泣く泣く葡萄の木を抜かなくてはならないほど、経済的ダメージを受けたこの地で、頑なに守られてきたPinot Noir。
これからもっとPinot Noirを植えていきたい!と夢を語っておりました。
どうして大変なBIOを選んだのですか?との問いに自然が大好きだからと…。皆BIOの実践者は同じような答えが返ってきます。意地悪な私は「女性は都会が好きだけど奥様の反対はなかったですか?」との問いに、彼女のお父様もボジョレーでネゴシアンをしていたから、田舎暮しやワインへの理解は大丈夫です。と仲の良い御夫婦です。
醸造的には実は辛口の私はまだまだ納得してませんが、将来性あふれる醸造家、彼の今後の活躍に期待したいと思います。

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