フランス、ボジョレー
品種： ガメイ
赤ワイン
樹齢： 46年平均
土壌： 花崗岩、砂地
マセラシオン： マセラシオンカルボニック、冷温に保ったホーロータンクで7日～9日間
醗酵： 自然酵母で15日～16日間
熟成： ホーロータンクで5ヶ月
アルコール度： 13%

2021年は、ブドウが晩熟でいつもよりも涼しく雨の多い年だった。
7月初めに雹が降ったが、被害はほんの一部の区画だけで品質と収量には全く影響がなかった。
カリーム曰く、発酵はまるで教科書のようにとても順調だったとのこと。出来上がったワインは、果実味がジューシーで明るく、口の中に染み入るようなキュートな酸がとても魅力的！
タンニンは限りなく繊細で、塩気のあるタイトなミネラルと酸がワインの旨味を引き上げる！
フランボワーズなど、グラスに注いだ途端に立ち上がる華やかな香りもパーフェクト！
2021年ボジョレーは一般的にオフ・ヴィンテージという評価が多いが、カリームのところはどうやらその心配はなさそうだ。いや、むしろ逆に、アルコール度数13%とは思えない果実の清涼感とジューシーさは、ここ近年のカー・ヴェーの中では群を抜いている！

色合いは透明感のある深いルビー色。
フランボワーズ、野イチゴ、イチゴジャム、粘土の香り。ワインはジューシーかつピュアな果実味がチャーミングでボリュームがあり、塩気のあるスパイシーなミネラルがきれいに溶け込む！

収穫日は9月13日。
収量は、一部雹に当たったにも関わらず48hL/haと大健闘だった！
ブドウはLancié（ランシエ）とLantignié（ランティニエ）の畑から！
ワイン名のKVはKarim Vionnetのイニシャルで、ミッシェル・トルメーがカリームのキャラクターをイメージしデザインした！
SO2は瓶詰め前日に10mg/L添加。澱の部分だけ軽くフィルター有り。