VdF ジグ・ザグ・ルージュ 2022 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( Zig Zag Rouge / Domaine Les Deux Terres ) 9065
商品コード:
nomal
フランス>アルデッシュ>ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種: シラー60%、グルナッシュ40%
赤ワイン
樹齢: 28年~51年
土壌: 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン: 100%除梗、シラー:ステンレスタンクで16日間、グルナッシュ:ステンレスタンクで14日間、その後アッサンブラージュ
醗酵: 自然酵母、シラー22日間、グルナッシュ19日間
熟成: 古樽60%、ステンレスタンク40%で8ヶ月
2022年は、歴史的な日照りの年で、かつてないほどブドウが早熟だった。
ブドウは極度の水不足にあったが、収穫前に降った恵みの雨により辛うじて平均収量を確保することができた。
また、日照りにより途中成熟にブレーキがかかったことで、ブドウにしっかりと酸が残った。
醸造は、前回熟成を終えた後にシラーとグルナッシュをアッサンブラージュしたが、今回はシラーとグルナッシュの発酵がほぼ同じタイミングで終わったので、熟成前に合わせた。
出来上がったワインは口当たりが超滑らか!
アルコール度数13.5%と味わいは濃厚なのに、酸があることでどこか凛とした清涼感のある絶妙な塩梅に収まっている!
余韻を優しく引き締めるミネラルも心地よく、骨格がしっかりとしていて酒質が柔らかいスタイルは、まさにドゥーテールの真骨頂と言えるだろう!
色合いは紫がかったガーネット。
ミュール、スミレ、甘草の香り。
ワインは芳醇かつ凝縮した上品で滑らかなコクがあり、濃厚で染み入るような果実味に重心の低い控えめな酸、洗練されたミネラル、若いタンニンがきれいに溶け込む!
収穫日は今までで一番早くシラーが9月1日、グルナッシュが9月6日!
収量はシラーが40hL/ha、グルナッシュが35hL/ha。
ワイン名は「紆余曲折」で、初リリースのワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられた!
SO2無添加、ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。