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VdF ラフリング・ブラン・スキン・コンタクト 2021 / フレデリック・コサール
( Rafling Blanc Skin Contact / Frederic Cossard ) 8980

  • 白ワイン
  • 新商品
¥11,055 税込
商品コード: nomal
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フランス、ブルゴーニュ、サン・ロマン
品種: リースリング
白ワイン
樹齢: 61年平均
土壌: 泥土状石灰質
マセラシオン: マセラシオンカルボニック、0.2気圧でCO2充満を維持できる特殊ステンレスタンクで10ヶ月
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 特殊ステンレスタンクで10ヶ月ステンレスタンクで5ヶ月

色合いは少し濁りのある琥珀がかったオレンジ色。
オレンジ、金木犀、福神漬けの香り。
ワインはまろやかかつフルーティーで、オレンジのような柑橘のエキスにキュートな酸、ほのかな苦み、紅茶のようなキメの細かいタンニンが溶け込み余韻を優しく引き締める!

収穫日は10月12日、収量は30hL/ha!
買いブドウはアルザス北のビオディナミ歴25年の生産者から!
ラフリングのダイレクトプレスと同じグランクリュのブドウをマセラシオンで仕込んでいる!
この年から天然コルクの代替として期待されているアルデア・シールのバイオプラスチックコルクを試験的に使用!
スキンコンタクトは、100%ブドウだけの味わい余すところなく引き出すためにフレッドが独自の醸造にこだわったスペシャルキュヴェ!

アルザス、ローヌ&ボジョレーのネゴシアン
本来はジュラのワインも仕込む予定であったが、2021年のジュラはブルゴーニュ以上に霜の被害が大きく、ブドウ栽培者がフレッドに回せるだけのブドウの余裕が全くなかったため、今回は仕込みを全てあきらめた。
アルザスは、前年同様にアルザス北のビオディナミ歴26年のブドウ栽培者からリースリングを購入。
畑はモルスハイム村にあるグランクリュ・ブリュデルタール。
妻のロールの好きな白品種がリースリングであることと、グランクリュ・ブリュデルタールはシトー派修道士が13世紀にはブドウ栽培を開始していたという長い歴史もあり、土壌が石灰質というブルゴーニュの歴史に通じるストーリがあることから、フレッドが運命を感じ仕込むに至った。
2021年は、収穫日が10月中旬とブドウが晩熟で腐敗も一切なく、贅沢にもスキンコンタクト用と通常の白用とそれぞれのタイミングに合わせて2回ピックアップに足を運んだ。
卵型セメントタンクで仕込んだリースリングは、涼しい年らしい伸びのある酸とチョーキーなミネラルが魅力の、キレのあるシャープな味わいに仕上がっている。
それに対しスキンコンタクトは、複雑かつオリジナリティがあり、シソや梅のような独特の香りと優しいミネラルエキス、紅茶のような優しいタンニンが飲むほどにどんどんクセになっていく。
今飲むのは惜しく、熟成を経てからの先の景色を見たいワインで、ペアリングなど色々と合わせてみると面白いだろう。

次に、ローヌのスキンコンタクト ズイズィ・フレッドだが、買いブドウ先がヴェルシオン・スッドと同じ生産者である。
2021年は、ブルゴーニュ同様に春の遅霜とベト病の蔓延により収量が不作の年だった。夏が涼しかったこともあり、出来上がったワインはいつもよりも静謐かつスレンダーで上品な味わいに仕上がっている。
日照量が少なくブドウのタンニンの含有量が少なかったため、開けた後の酸化の色合いの変化は早いが、味わいの面での酸化は全く問題がなく、Tenue à l'air の持ちも良い。
ボジョレーは、フランス全土が霜に見舞われる中、唯一被害がほとんどなかった地域だが、全体的に日照量が少なく雨が多かったため、病気の蔓延やブドウが熟すかどうかという問題があった。
結局、ギリギリまで収穫を待ってもアルコール度数は11.5%までしか上がらなかった。
厳格な選果を行ない、未熟なブドウは全て落し、マセラシオンもタンニンのえぐみを抽出しないよう毎日果房を濡らす程度に抑えた。
出来上がったワインは、両方共まるで上品なフランボワーズのエキスを口にしているような、みずみずしい果実味と酸がエレガントな味わいに仕上がっている。
前年よりもスレンダーだが、さすが樹齢70年、100年を超えるヴィエーユ・ヴィーニュだけあり、ワイン全体のバランスは良く、繊細ながら構成もしっかりしている。
なお、ダミアン・コクレと共同で立ち上げた Les en Hauts(レ・ザン・オー)プロジェクトは、都合により2021年VTで終了となる。

シャソルネイ フレデリック・コサール
Chassorney Frederic Cossard


現オーナーであるフレデリック・コサールが自らドメーヌ・ド・シャソルネイを立ち上げたのは1996年。
当時、ワインとは無縁の酪農の家系で育ったフレデリックは、厳格な父親の影響の下、家業を継ぐために ENIL(国立乳産業学校)で乳醗酵を学ぶ。
学校を卒業後、父親の命令で、ボストン近郊にある乳製品会社Bongrainに 2年間の研修予定で無理やりアメリカに旅立つも3週間でフェードアウト。
その後、家業を継がないことを決めた彼は、父の下を離れ以前から興味のあったワインの世界に裸一貫で飛び込む。
その時、23歳だった彼は、ボーヌとサヴォワの醸造学校でワインを学び、最小限の投資でクルティエの仕事を始める。
何も伝のない中、紙と鉛筆と電話と車だけで片っ端からブルゴーニュのドメーヌの門を叩き、粘り強くワインの交渉に当たり次第に顧客の信用を勝ち得るようになる。
途中、ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンでワインのブレンドを担当しながら10年間クルティエ業を勤める。
その間、「ブルゴーニュのワインは全て飲み尽くした」という彼は、自らの理想のワインをつくるために、ドメーヌ立ち上げを決意する。
1996年、彼は義理母(当時)と一緒に念願のドメーヌを立ち上げる。
2005年、新たにワイン醸造所を建設し、その翌年にネゴシアン・フレデリック・コサールをスタートし現在に至る。

現在、フレデリックは10haの畑を5人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)
彼の所有するブドウ品種は、ピノノワール、シャルドネ、アリゴテで、樹齢は若いもので8年。
平均樹齢が50年で、古樹になると樹齢が80年に達する。彼の提唱するVin Vivant (活きているワイン)をいつかグランクリュで表現することを目標にしながら日々探究に絶えないフレデリック。
2000年から畑のプレパラシオンに病気の耐性を強化するホメオパシーを取り入れ、ブドウの活性化を図る。
醸造面でも、粒単位での選果、SO2無添加、ノンフィルター、徹底した温度管理、地中カーヴの増設など、大胆でありながら繊細にして努力家の彼は、良い品質のワインをつくるために支払う代償は全く惜しまない。

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