ビアンコ 2021 / コッレ・サン・マッシモ
( Bianco / Colle San Massimo ) 8825
商品コード:
nomal
イタリア、エミリア=ロマーニャーレッジョエミリア
品種: トレッビアーノ70 %パッセリーナ 25 %、マルヴァジーア 5 %
白ワイン
樹齢:
土壌:
アルコール度: 12%
白ブドウの畑があまりに少ないため、毎年100~200本程度しか造っていない、少なさにもほどがある ビ アンコ です。
2021年は 天候に恵まれた素晴らしいヴィンテージ。
完熟した果実はもちろん、酸も全く失っていない 、 バランスの取れたブドウが収穫できたといいます 。しかも4年前に植えた白ブドウも少しだけ加わったことで、ちょっと量が増えました(それでも数十リットルというレベルの話ですが。
ロッソや メーノ ロッソと 違い、 エンリーコ 自身も 「 まだ試行錯誤 」というだけに 、 近年は 果皮と長く浸漬した 醸造が 続いていましたが、 2021は 短く約3日 で圧搾し 、果汁のみの状態で醗酵を 終えた手法となります 。
全体に感じる 果実のフレッシュさと、土台となる力強い酸。
マセ レーションは 短いですが 、ブドウが完熟していたこともあり、十分な色素とほのかな タンニン が 新鮮に感じます 。
果実的な丸みと柔らかさ、抵抗なく染 み込むかのような優しい味わいを持ったビアンコ。
毎年思いますが、生産量の少なさが 本当に悔しい ワインです。
収穫後、除梗し約2週間、果皮とともに醗酵を促す。
圧搾後セメントタンクにて醗酵を終え、そのまま6か月熟成。
雨が多く冷涼な2020年 、長いマセレーションの印象よりも酸と果実味のバランス、奥行きのある素晴らしいヴィンテージ。
数の少なさが悔やまれる味わい。
コッレ・サン・マッシモ
Colle San Massimo
モンテプルチアーノの偉大なる土地にて、自家消費用の菜園とオリーブの畑、そして僅か0.7haのブドウ畑を持つ当主のエンリーコ ガッリナーロ。
祖母より受け継いだこの土地を誰よりも愛し、利益追求のためではなく、なかば趣味の延長としてブドウ栽培、ワイン醸造を行う異色な人物。
「利益追求という枠に囚われれば、やりたくてもできないこともあるし、造りたくなくても造らなければいけなくなる。僕は120%自分の造りたいものだけを造りたい」、、ある意味、究極の自分勝手かもしれません。
しかしその覚悟は本物で、ブドウの収穫はもちろん剪定から除葉、畑に植わるブドウ樹のすべてを自らの手で行いたいという、強烈な意思から生まれる「人」を感じるワイン。
現在0.7haの畑から、1500~2000本という生産本数には声も出ません!