フランス、オーヴェルニュ
品種： ガメイ（ボジョレー） 　
赤ワイン
樹齢： 63年
土壌： 花崗岩（グラニットブルー）、 砂状の花崗岩
マセラシオン： マセラシオンカルボニック、ファイバータンクで2週間
醗酵： 自然酵母で2週間
熟成： 12hLのジャー（炻器）、ファイバータンクで9ヶ月

2021年は、春の遅霜とミルデューの被害により収量は少なかったが、品質的には夏が涼しくブドウに酸のしっかりと残った当たり年だった。
前回はブルイィに 50%ムーラン・ナヴァンをアッサンブラージュしたが、今回は 100％ブルイィのトップクリマ「Pisse Vieille（ピス・ヴィエーユ）」のブドウで仕込んだ。
前年同様ワインに溶け込んだピス・ヴィエーユ特有のグラニットブルーから来る鉱物的なミネラルを引き上げるために、熟成に半分ジャー（炻器）を使用した。
近年のボジョレーには珍しく涼しい年だったこともあり、出来上がったワインは酸がキュートで清涼感のあるとても官能的なワインに仕上がっている！
グラスに注いだ途端フランボワーズやグロゼイユの華やかな香りが立ち、味わいも染み入るような優しい果実味、キュートな酸、タイトなミネラルが三位一体となりまるで北アルザスのピノノワールを彷彿させる！
これがアルコール度数 13％と前年のリッチなシューペール・ベーと同じ度数であることが本当に驚き！
このシューペール・ベー…ブラインドで飲んだらアルザスのピノかパトリックのピノのトップキュヴェ・カイユーと本気で勘違いしそう！？

色合いは少し濁りのある深いルビー。
フランボワーズ、グロゼイユ、メントール、火打石の香り。
ワインは艶やかでフランボワーズのようなジューシーな果実味が染み入る
ように柔らかく、伸びのあるキュートな酸、滋味深い鉱物的なミネラル、繊細なタンニンとのバランスが絶妙！

収穫日は9月21日と例年よりも1週間遅い！
収量は霜とミルデューにより20hL/haと40%減！
買いブドウはビオ生産者ジュリアン・ベルトラン。
ブルイィでも卓越したクリマ「Pisse Vieille（ピス・ヴィエーユ）」のブドウで仕込んでいる！
ワイン名のBはボジョレーのBで「最高のボジョレー」という意味を込めて名付けられた！
SO2無添加！ノンフィルター！