お一人様1本

フランス、オーヴェルニュ
品種： ピクプール
アンフュージョン白ワイン
樹齢： 36年
土壌： 褐色粘土・石灰質
マセラシオン：アンフュージョン
直接プレスしたジュースに除梗したブドウを30%加えステンレスタンクで2週間
醗酵： 自然酵母で2週間
熟成： ファイバータンクで8ヶ月

2020年と同じくドメーヌ・ド・プティ・ルピィのトップの畑のブドウをアンフュージョンで仕込んだピカポル。
2021年は前年の暑い年と真逆の、ラングドックでは珍しい夏が涼しい年だった。
収穫のタイミングと醸造方法は前回とほぼ同じだが 2 つのミレジムの違いが味わいに良く反映されているところがとても興味深い。
例えば2020年は太陽に恵まれた年で、2021年と同じアルコール度数にもかかわらず果実のボリュームを感じるワインに仕上がったのに対し、今回の2021年は逆に雨が多く、果実味がスレンダーな分土壌のミネラルが引き立つ洗練されたワインに仕上がっている！
パトリックの感覚では、今から5年間完璧な飲み頃にあるのは断然2021年で、今飲んでも美味しいが5年経った後の進化が楽しみなワインが2020年という位置づけだ！
実際に飲んだ印象は、ブラインドだと2020年がシャブリや良い年のアルザスシルヴァネールに対し、2021年は果実味がよりクリスタルでミネラルが引き立っている分高級なミュスカデ、またはサヴォワのジャケールを彷彿させる！
いずれにせよパトリックのワインは、ピクプールというマイナー品種の地位を上げる起爆剤となっていることは確かだ！

色合いは透明感のある淡いレモン色。
グレープフルーツ、青リンゴ、タイム、潮の香り。
ワインはフレッシュでみずみずしく透明感のあるエキスに旨味がぎっしり詰まっていて、塩気のある凝縮したミネラルが余韻に連れてじ
わっとせり上がる！

収穫日は9月14日。収量は一部霜の被害に遭い50 hL/haと前年の20%減！
買いブドウはラングドックのビオ生産者ドメーヌ・ド・プティ・ルビィの傾斜のあるトップの畑から！
前年同様ブドウのテロワールとポテンシャルを見るためにアンフュージョンで仕上げた！
ワイン名のPicapolはピクプールのカタローニュ地方の呼び名Picapollから最後のLを外して名付けた！
SO2無添加！ノンフィルター！