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アルネイス・デザヤ 2019 / カッシーナ・フォルナーチェ
( Arneis Desaia / Cascina Fornace ) 8784

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¥3,586 税込
商品コード: nomal
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イタリア、 ピエモンテ州―クネオーサントステーファノ ロエーロ
品種: アルネイズ、
白ワイン(オレンジ)
樹齢: 樹齢45~55年
アルコール度: 12.5%

アルネイズ、樹齢45~55年。果皮とともに3日、果房が浮き上がらないようにモストに沈めた状態を保ち、野生酵母による醗酵を促す。
圧搾後セメントタンクにて醗酵が継続。
木樽にて10カ月、ボトル詰め後12か月熟成。
果実や果皮の完熟よりも、バランスを意識して収穫したアルネイズ。
より繊細な抽出を行う事で、ワイン全体のエレガントさを表現。

前回1年遅れでリリースした2018年のクオリティには、本当にビックリさせられました。
今回その2018年最後のストックと、新ヴィンテージ 2019年を合わせてリリースさせていただきます。
2019年も漏れなく DOCG からは落ちているのでロエーロ アルネイズは名乗っておりません。
2019年は寒暖差のバランスが取れたヴィンテージ、高樹齢のアルネイズを中心に十分な熟度もあり、バランス感を持ったブドウを収穫できたと話すエンリーコ。
果皮までの完熟というよりも、酸と糖分、熟度のバランスを意識して収穫。
果皮と共に約2日程度、果皮をモスト内に沈める「カペッロ ソンメルソ」を取り入れた浸漬を行います。
圧搾後、果汁だけの状態で醗酵。
元来酸の弱いアルネイズですが、空気との接触を抑え、より繊細な抽出を行う事で、ワイン全体のエレガントさを表現。
今までのような強さやアロマティックさやタンニンよりも、繊細さやエレガントさを意識したアルネイズ。
年を追うごとに素晴らしく良くなっているデザヤ、2019年も皆様きっと喜んでいただける味わいだと確信しております!

カッシーナ・フォルナーチェ
Cascina Fornace


カナーレの町の西、モンテ・ステーファノ・ロエロ。初リリースが2011年というまだ若いワイナリー。
当主のエンリコとは、自然環境が残るこの町を愛し、ほぼ独学で自然農法を学ぶ。父の持つ1haと、周囲に点在する区画の狭い畑。近代の農業では非効率なこうした畑は、恵まれた地質、高樹齢であるにもかかわらず、放棄される現実。
エンリコはこの放棄畑を借り、弟のエマヌエーレと共に無農薬・不耕起・無肥料栽培を行う。
「自然環境が残り、樹齢も古く樹のバランスも取れてた畑では、必要最低限の手入れしか必要ないんだ。しかしその少しがすべて手作業なんだけどね。」と苦笑いするエンリコ。
醸造については酵母の添加、温度管理を行わず野生酵母による醗酵。果実の純粋な香りや雰囲気そのままに、圧倒的な果皮の厚みと個性を持つアルネイス。
これまで飲んできたロエロ アルネイスはなんだったのだろう?と驚きを隠せない。
ロエロにも感じる酒質の柔らかさと味わいの複雑さ。若くも十分すぎる可能性を持った造り手の一人。

堅牢ともいえるロエーロの固定観念に逆らいつつも、土地への敬意を忘れない栽培と 、 純粋さ を忘れないワイン造り。
2008年 、電気技師としての仕事に見切りをつけ、曾祖父の頃より続いてきたブドウ栽培を引き継いだエンリ ーコ・カウダ。
彼のちょっとした好奇心、興味よりスタートすることになったワイナリー「Cascina Fornace カッシーナ フォルナーチェ」は カナーレの西、サントステーファノ・ロエーロの南に位置する。
父の代まではブドウ、果実の栽培農家として営んできた。
比較的山間部に位置していることも あり 、 銘醸地としては珍しく 波多江の周囲は手つかずの森林に囲まれている。
理由は採算性が悪い(細かく区切られているため、作業効率が悪い。 そして急斜面のため大型の耕作機械も使えない。)という現実的な理由。
ロエーロと呼ばれる地域の特徴ともいえる強い砂質は非常に崩れやすい、そしてTerre Biancheとも呼ばれる強い石灰質。
樹齢60年という高樹齢(第2次大戦後に植えられた畑)のアルネイズ 、ネッビオーロが植わっていながら、後継者問題や作業効率、そして一番の問題である過疎によって、放棄されてしまった畑が点在している。


収量制限がほとんど必要ないくらいの結実量(1ha/4t )、さらに樹のクローンも近代化されていない(果実の熟成に時間がかかる)。
そして畑のいたる所で見られるピエディフランコ(自根)、そして古典的なプロヴィナージュ。
ロエーロ周辺の強い砂質は、フィロキセラの繁殖を防ぐ役割も果たす。
現在、新しく植樹している畑については、接ぎ木を行っていない。
アルネイズ、フレッシュかつフルーティ、そんなイメージが定着しているブドウであるものの、それは本来の姿ではないと話すエンリーコ。
「古い呼び名はネッビオーロビアンコ、古いクローンのアルネイズは、果皮が厚くタンニンを持っていて、長い期間樹上で熟成することができるブドウ。」、決して早飲みとして適しておらず、むしろ果皮の存在を表現することもできるだけの可能性を持っている。
2008年より、ごく僅かな収穫ながら実験的に醸造を開始、ボトル詰めをスタートしたのは2011年ヴィンテージより。
生産量は合計4000本という少なさに驚愕する。

醸造は、ブドウのもつ特徴を純粋に表現することを基本に、段階的に醸造的介入を減ら していこうと考えている。
アルネイズは9月末~10月上旬にかけて収穫。
一部分においてマセレーション(果皮浸漬)を行い、酵母添加、温度管理を行わずに醗酵を促す。
圧搾後、ステンレスタンクに移しアルコール醗酵、途中温度管理等行わずにそのままステンレスタンクにて熟成を行う。
アルネイスという果実の持つ繊細な香りと骨格ある酒質。十分な厚みとオイリーな質感、これまで味わったことがないかのような純粋なアルネイズを感じることができる。
ネッビオーロは10月中旬~下旬にかけて、収穫後セメントタンク内にて20日間のマセレーションを行う。
熟成は500Lの木樽にて24か月の熟成。
ネッビオーロの持つ奥行き、複雑さはそのままに、アルバでは決して見られない柔らかみと繊細さ、ロエーロという土地の持つ軽やかさ、女性的な印象を表現。土地の持つ可能性、古樹の可能性、ブドウの純粋さを直球的に表現するエンリーコ。
まだファーストリリースでありながらも、それ以上の存在感と未来を感じさせてくれる造り手。

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