VdF ラ・クロワゼ・ルージュ 2021 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( La Croisee Rouge / Domaine Les Deux Terres ) 8718
商品コード:
nomal
フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種: グルナッシュ
赤ワイン
樹齢: 43年平均
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: ステンレスタンクで20日間
醗酵: 自然酵母で8ヶ月
熟成: 古樽228Lで12ヶ月
ドゥーテールのトップキュヴェ!
2021年は例年よりも雨が多くブドウも晩熟で、エマニュエルとヴァンサンは当初はラ・クロワゼをつくることを考えていなかった。
だが、途中病気のリスクがありながらもブドウの状態が非常に良く、完熟に時間を要したが最終的にラ・クロワゼに相応しい理想のブドウを収穫することができた。
醸造は、今回発酵をスムーズに終わらせるためにマセラシオン・カルボニックは用いず、ブドウを全て除梗してクラシックな方法で仕込んだ。エマニュエル曰く、発酵が途中スタッグしたためボラティルのリスクがあったが、どうにか発酵を終わらせることができたとのこと。
出来上がったワインは上品かつ果実味の滑らかさの中に深みがあり、さすがトップキュヴェという貫録がある!
また、発酵がスタッグした際に上がったボラティルが良い意味でワインに複雑味と色気を与えていて面白い!
すぐに開けるのがもったいない高級感あふれるワインだ!
色合いは黒味がかった深い赤紫。
イチジクのジャム、梅、バラ、醤油の香り。
ワインは上品かつ果実味が滑らかでアルコールの甘いボリューム感があり、塩気のある旨味に鉱物的なミネラル、ほんのりビターでキメの細かいタンニンがきれいに溶け込む!
収穫日は9月24日。収量は30hL/ha。
ドゥーテールのトップキュヴェ!2021年は、発酵に苦労したが最終的に飲みごたえのある上品なワインに仕上がった!
ワイン名は「交差点」という意味があり、畑がちょうどMirabel地区とLussas地区の交わるところにあることから名付けられた!
SO2無添加!ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。