VdF ブリック・ア・ブラック・ルージュ 2021 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( Bric a Brac Rouge / Domaine Les Deux Terres ) 8716
商品コード:
nomal
フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種: シラー
赤ワイン
樹齢: 45年
土壌: 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン: マセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで1回目は9日間、2回目は13日間
醗酵: 自然酵母、ステンレスタンクで1回目は20日間、2回目は25日間
熟成: 75%ステンレスタンク、25%古樽228L(ヴァン・ド・プレス)で6ヶ月
2021年は例年よりも雨が多くかつてないほど豊作に恵まれた年だった!
また、この年はブドウの収量が多くブドウの熟しもゆっくりだったので収穫を前半後半と2回に分けた。
エマニュエル曰く、1回目は果実味のフルーティーさと酸を残すために、そして2回目は少し完熟期間を置いてボディーに凝縮感を与えることをコンセプトに収穫を分けたとのこと。
醸造は、1回目と2回目のブドウを別々に分けて仕込んだ。
いつもは熟成を全て樽で行うが、今回はアルコールのボリュームが優しいので、果実味のフレッシュさを活かすためにヴァン・ド・グートはステンレスタンク、そして、ヴァン・ド・プレスは古樽で熟成させた。
出来上がったワインは、アルコール度数が12%の上品なコクとフィネスのある味わいに仕上がっている!
酒質はミディアムボディだが、ワインにしっかりとした構成があり、エレガントでありながら飲みごたえ十分!
色合いは深いガーネット。
カシス、黒オリーブ、メントール、漢方薬の香り。
ワインは上品かつコクのある果実味が染み入るように滑らかで、ほんのりビターで滋味深いミネラル、繊細で強かな酸、キメの細かいタンニンとのバランスが絶妙!
収穫日は9月17日、25日。収量は65hL/haとかつてない大豊作だった!
2021年は収量が多かったので2回に分けて収穫している!
全房のマセラシオンカルボニックで仕込むシラーの代表格!
ワイン名は「雑多な骨董品」という意味があり、以前、初リリースしたワインの味が不安定だったことからこの名前を付けられた!
SO2無添加!ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。