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VdF LBL ヴィエーユ・ヴィーニュ・ソーヴィニヨン 2019 / ノエラ・モランタン
( LBL Vieilles Vignes Sauvignon / Noella Morantin ) 8640

  • 新商品
¥5,610 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール
品種: ソーヴィニヨンブラン 
白ワイン
樹齢: 54年~76年
土壌: シレックス混じり粘土質
マセラシオン: 無し
醗酵: 自然酵母で10ヶ月
熟成: 古樽400 Lで24ヶ月

2019 年は、歴史的な猛暑と日照りに見舞われた年。
収穫したブドウは果汁が例年よりも少なかったが、ブドウの房自体がいつもよりも多かったこともあり、最終的には30hL/haとヴィエーユ・ヴィーニュにしては満足の行く収量が確保できた。
また、猛暑により味わい的にはボリューム豊かに仕上がったが、一方で重心の低い酸が残り、ワインの構成的にはちょうど良い塩梅に収まった。
醸造面は、この年からワインをしっかりと安定させるために、樽熟成を2年に延ばした。
出来上がったワインは、凝縮感と同時に伸びのある酸があり、ノエラにしては珍しくボラティルが少しあるが、それがまた危うく官能的でとても魅力的!
アルコール度数 12.5%とは到底思えないパワフルさがあり、ブラインドだとソーヴィニヨンというよりも、むしろアンジュの当たり年のシュナンを彷彿させる!
これこそクロ・ロッシュ・ブランシュ、ボワ・ルキャと続く歴史を感じるノエラのトップキュヴェだ!

パイナップル、アプリコット、黄桃などの熟した黄色い果実やアカシアの甘い香りが重なる。
ワインはフルーティーでボリュームがあり、透明感のあるピュアなエキスに凝縮した旨味と塩気のあるミネラル、じわっと広がる強かな酸がきれいに溶け込む!

収穫日は9月2日と早熟だった前年とほぼ同じ!収量は30hL/haと不作だった前年に比べて2倍の収量が取れた!残糖は2.g/L以下の辛口!
畑はボワ・ルカの区画でワイン名のLBLはLes Bois Lucasの略!
良い年にしかつくらいなノエラの渾身のトップ・キュヴェ!
SO2は瓶詰め前に20 mg/L添加。軽くフィルター有。

ノエラ・モランタン
Noella Morantin


生産地
トゥールの東、ロワール川の支流にあたるシェール川を左岸に沿って60kmほど進むと、陶器で有名な町サン タニアンが見えてくる。
そのサンタニアンのちょうど手前の小さな村マレイユから隣村プイエにかけて、トゥー レーヌワインの老舗クロロッシュ・ブランシュの敷地が小高い丘を背に慎ましく広がる。
ノエラ・モランタンの畑、および醸造所は、このクロロッシュ・ブランシュの敷地内にあり、まわりは深く木々に囲まれ、クロロッシ ュ以外に隣接する畑は一切ない静寂とした環境の中にある。
この地域の気候は、夏冬の寒暖の差が激しい大陸性の気候とシェール川がもたらす複雑なミクロクリマが互いに影響し合う。

歴史
現オーナーであるノエラ・モランタンがドメーヌを立ち上げたのは2008年。
学生時代にナントの職業技術短大(DUT)でマーケティングを学んだ彼女は、卒業後マーケティング関係の会社に入社。
当時は、毎日デスクワー クに明け暮れるようなワインとは全く無関係の仕事に従事していた。
2000年、30歳に差し掛かっていた彼女は、「自分の本当の仕事はデスクワークではない!何かダイナミックなことがしたい!」と、以前から気になっ ていたワインづくりに興味を抱く。
2001年、30歳を機に会社を辞めて、すぐにミュスカデにあるワインの学校で醸造と栽培を学び始める。
また、学校に通いながら、同時にアニエス・エ・ルネ・モスのドメーヌで2年間実地研修をこなす。(この時に、自然派ワインの洗礼を受ける。)
学校を卒業後、2003年の秋にはフィリップ・パカレのところで収穫、その後マルク・ペノーのところで翌年の4月まで醸造と剪定を手伝う。
そして、2004年5月、ドメーヌ・ボワ・ルカの醸造栽培責任者として働き始める。
4年間ボワルキャで働いた後、2008年5月晴れてドメーヌ・ノエラ・モランタンを立ち上げ現在に至る。

生産者
現在、ノエラ・モランタンは 8.5haの畑を2人で管理している。彼女の所有するブドウ品種は、ソーヴィニヨン ブラン、シャルドネ、ガメイ、カベルネソーヴィニヨン、コーで、樹齢は若いもので10~20年。
平均樹齢が40年で、古樹のコーは樹齢が60年に達する。
彼女がワイン造りで最も大切にしていることは「フィーリング」。
栽培・醸造の基礎はもちろん押さえつつ、そこからさらに幅を広げて、教科書にとらわれない自由な発想と感性を 生かしたワイン造りを心がける。
ブドウの栽培に一部ビオディナミを取り入れたり、畑が疲れていると感じた時はfleur de Bachというホメオパシーのひとつを散布するなど、常に現場に出てブドウの状態を観察しながらその場に適した対処を施し、また、醸造はマセラシオンの方法、期間、醗酵、スーティラージュ、熟成方法等、全てテイスティングを通して臨機応変に対応していく。
常に出来上がるワインを想像し、そのイメージに沿って柔軟に対応し、彼女独自の個性をワインに反映する。
ドメーヌの立ち上げ2年目で、すでに彼女のワインはパリのカーヴ・オジェをはじめ、フランス、ベルギーの多くのカーヴィストから独自のスタイルがあると高い評価を得ている。

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