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VdF ラ・クゥレ・ルージュ 20-21 / ノー・コントロール
( La Couleet Rouge / No Control ) 8662

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¥6,985 税込
商品コード: nomal
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フランス>オーヴェルニュ>ル・シェー
品種: シラー80%、ガメイ・ド・オーヴェルニュ20%
赤ワイン
樹齢: 16年~86年
土壌: 粘土質、玄武岩
マセラシオン: スミマセラシオンカルボニック、ファイバータンク3週間
醗酵: 自然酵母
2020年は2ヶ月、2021年は3週間
熟成: 300Lの古樽、新樽
2020年は13ヶ月、その後2021年とアッサンブラージュし11ヶ月
アルコール度:

マグマ・ロックと並ぶノーコントロールのトップキュヴェであるラ・クゥレ。
直近では 2019年4月に2016年ヴィンテージを販売して以来約4年ぶりのリリースとなる。
今回は2020年と2021年の2ヴィンテージを60:40の割合でアッサンブラージュした。
ヴァンサン曰く、2020年は太陽に恵まれアルコール度数が15%を超えたマッチョなワインだったのに対し、2021年は逆に雨が多く度数も僅かに 9%しか行かなかったので、悩んだ末アルコール度数と味わいのバランスを取るために2つをアッサンブラージュすることに決めたとのこと。ラ・クゥレ 2021年のマセラシオンが終わったタイミングに合わせて、先に古樽で熟成していたラ・クゥレ2020年を樽から抜き、2021年にアッサンブラージュしてから再び300Lの新樽に入れ直し11ヶ月熟成させた。
出来上がったワインは、2020年のコクと深みそして2021年の張りのある酸とミネラルがきれいに融合し、まるで北ローヌの上品なコート・ロティを彷彿させるような高級感あふれる味わいに仕上がっている!
実際に、現地でアッサンブラージュする前のそれぞれのヴィンテージを別々に飲む機会があったが、単独で試飲した際の印象とくらべて、合わさることにより両方の良さが格段に引き出され、まさにマリアージュという言葉にふさわしいとても魅力的なワインに昇華していたのが正直かなり驚きだった!
アタックに感じるビロードのような果実味とアフターを支えるアルコール度数12%とは思えない骨格は、今飲んでも十分に美味しいが、長期熟成も余裕で楽しめそうだ!

スミレの高貴な香りにバナナの皮、ナツメグ、タバコの葉の香りが重なる。
ワインはビロードのように滑らかかつピュアな赤い果実のエキスがジューシーで、張りのある酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が上品な骨格を形成する!

収穫日は20年が9月26日、21年が10月17日。収量は20年が40hL/ha、21年が30hL/ha。20年のアルコール度数15%と高かったのに対し、21年は度数が9%しか上がらなかったので、味わいを均一に整えるためにアッサンブラージュした!
ワイン名は「溶岩流」という意味があり、畑のある場所は昔オーヴェルニュの最後の火山噴火で流れた溶岩で形成された土壌から名付けられた!
SO2無添加、ノンフィルター!
ノー・コントロール
No Control


生産地
フランスの「へそ」に例えられる、マシフ・サントラル(中央山塊)に囲まれた中南部の都市クレルモン・フェラン。そこから北に15kmほど上ったところに、ミネラルウォーターで有名なヴォルヴィック村がある。
その村の麓にノー・コントロールの畑があり、ドメーヌはさらに北東へ10kmど向かった小さな町ル・シェー(Le Cheix)の外れにある。
畑の総面積は5haで、標高400m~500mの東から南向きの丘陵地に点在する。
AOCは2011年に新しく昇格したコート・ドーヴェルニュ(Cotes d’Auvergne )だが、ワインのタイプやSO2の量などがアペラ シオンの規定に沿わないため、全てVdFとして仕込んでいる。
火山群によって堆積した土壌は、主に花崗岩 質と玄武岩質で構成され、香り高く果実味がチャーミングで軽快なワインを生み出す。
気候は大陸性気候と山岳気候の両方の影響を受ける。冬は寒く乾燥していて、夏は日差しが強いが、標高が高いおかげで猛暑になりにくい。また、マシフ・サントラルの山々が大西洋から来る雨雲を遮ってくれるため、1年を通して雨の影響 が少ないのも特徴。


歴史
オーナーのヴァンサン・マリーは、ノルマンディーのカーン出身で、ワイナリーの家系ではなく、またオーヴェルニュとは全く無縁だが、畑の価格条件が良く、ピノノワール、シャルドネ、古樹のガメイ・ド・オーヴ ェルニュといった魅力的な品種があること、またあこがれのラ・ボエムやピエール・ボージェのワイン産地であることから、この地を選びドメーヌをはじめている。
彼が最初にヴァンナチュールを知るきっかけとなったのは大学時代、スポーツ経営学を学ぶ傍ら、個人的な趣味で2001年からワインスクールに通い始めた時のことだった。
偶然門を叩いたワインスクールが、たまたまヴァンナチュールに特化した授業カリキュラムだったという全くの偶然を機に、彼はどんどんヴァンナチュールの虜になっていく。
2004年に大学を卒業し、大手スポーツ用品の会社に就職をするも、ワインスクールは継続して通い続けた。そして、2005年彼はワイン仲間を募ってカーンで小さなワインサロンを立ち上げた。
このワインサロンは2008年まで続け、ここでたくさ んのヴァンナチュール生産者と直接知り合うきっかけをつかんだ。
当時彼はスポーツ用品の営業マンだったが、 次第にワインづくりに興味を持ち始める。
2008年、アルザスの本社に転勤になり、スポーツ用品のWebマーケティングを担当する。この時期彼は、より深くヴァンナチュールを学ぶために、余暇のほとんどを生産者訪問に費やした。
そして、ついに2012年、ワイン生産者になる決意を固め、8年間働いた会社を退職した。
会社を辞めてすぐに半年間ジェラール・シュレールで研修を行い、さらに半年間ジュリアン・メイエーでの研修を経て、2013年、オーヴェルニュで2haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを立ち上げる。


生産者
ヴァンサン・マリーは2015年現在5haの畑を一人で管理している。(忙しい時は家族が手伝う)。
彼の所有するブドウ品種は、ガメイ、ピノノワール、シラー、シャルドネの4種類で、樹齢は12年の若木から110年の古樹まで幅が広い。
また、彼自身、アルザスやロワールにゆかりがあることから、近い将来、シルヴァネールやピノオークセロワ、リースリング、ソーヴィニョンブラン、シュナンなど植樹する予定でいる。彼のモ ットーは「自由な発想で、極上のヴァン・ヴィヴァンをつくる!」ことで、基本SO2無添加、ノンフィルターだが、そこも決して型にとらわれずに、生き生きとして、美味しさが弾けるようなワインを目指している。
趣味は、トレイルランニングとサイクリング。サイクリングに関しては、かつてフランス代表候補に選ばれた り、プロサイクリストとしてスカウトされるほどの実力を持つ。

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