フランス、ボジョレー、モルゴン
品種： ガメイ
赤ワイン
樹齢： 50年平均
土壌： 花崗岩質の砂地
マセラシオン： マセラシオンカルボニック、収穫したブドウを4℃に冷やした後セメントタンクで16日間
醗酵： 自然酵母で25日間
熟成： 古樽228Lで9ヶ月

ケヴィンがワインをつくり始めた当初から一番仕込んでみたかったクリュ、そして、父親のジョルジュも一度も仕込んだことのないムーラン・ナ・ヴァン。
今回知人を通して信頼のおけるビオ生産者を見つけようやく念願が叶った。
コンセプトは、筋肉質で力強さが個性であるムーラン・ナ・ヴァンを上品でエレガントに仕上げること。
このコンセプトは、花崗岩質でも砂地の多いムーラン・ナ・ヴァンは潜在的にエレガントなワインをつくれるポテンシャルがあると説くフレデリック・コサールの影響をダイレクトに受けている。
ちなみに、2021年は2012 年、2013年に次ぐ近年の中でも最も涼しい年で、初リリースにはふさわしいミレジムだ！
醸造はモルゴン・ヴィエーユ・ヴィーニュと同じ方法で仕込み、熟成樽は全てフレデリック・コサールの古樽を使用している。
出来上がったワインは、ケヴィンのコンセプト通りとてもエレガントかつ果実味が艶やかで官能的！
それでいて骨格もしっかりとあり、ブラインドだとガメイというよりもブルゴーニュのピノを彷彿させる！
余韻に長く残るスパイシーなミネラルも心地よく、今飲んでも美味しいが、もっと寝かせてから飲んでみたい…そんな味覚の本能をダイレクトにくすぐられるようなワインだ！

フランボワーズ、グロゼイユの赤い果実にシャクヤクの甘い香りやミュスクの官能的な香りが重なる。
ワインは艶やかかつスパイシーでピュアな果実味にストラクチャーがあり、チャーミングな酸と筋肉質なミネラル、キメの細かいタンニン
がタイトな骨格を形成する！

収穫日9月23日。収量は厳しい年にもかかわらず48hL/haと豊作だった！
買いブドウは知人のビオブドウ栽培者から！
ムーラン・ナ・ヴァンはケヴィンが個人的にボジョレーの中で一番興味のあるクリュ！
クリュの中で一番力強いと言われているムーラン・ナ・ヴァンを限りなくエレガントに仕上げることに情熱を注いだ逸品！
エチケットは、ムーラン・ナ・ヴァンのシンボルである風車をそのままデザインした！
SO2は樽のスーティラージュ時に15mg/L添加。ノンフィルター！