フランス、ボジョレー、モルゴン
品種： ガメイ
赤ワイン
樹齢： 76年平均
土壌： 黒花崗岩
マセラシオン： マセラシオンカルボニック収穫したブドウを4℃に冷やした後セメントタンクで20日間
醗酵： 自然酵母で30日間
熟成： 古樽228Lで9ヶ月

2020年は、前述のモルゴン同様にかつてないほど早熟でブドウに酸がしっかりと残った年だった。
醸造は、前 年同様に粗野なタンニンの抽出を抑えるため、収穫して直ぐにブドウを4℃まで冷やしてから低温でマセラシオンを行っている。
また、熟成樽は全てフレデリック・コサールの古樽を使用している。
出来上がったワインは、 口当たり滑らかかつスマートでまとまりがあり、コクのある凝縮した果実味にフィネスを感じると同時に、後半からベースとなる重心の低い酸がタンニンとミネラルをタイトに引き上げ、フィニッシュは長熟を予感させる骨格のしっかりとした味わいにまとまっている！
ケヴィン曰く、ワインがまだ硬いので今飲むのであれば、ガッツリとボリュームのある牛肉のステーキと、そうでなければタンニンがこなれるまであと最低5年は瓶熟させてほしいとのこと。
彼の経験上5年寝かせた先にはブルゴーニュのニュイのような景色を見せられるくらいのポテンシャルがあると自信を持って語ってくれた！

ミュール、ブルーベリーの黒い果実にスミレの凛とした香りやプラリネの甘い香りが重なる。
ワインは上品かつスマートでコクのある艶やかな凝縮味にフィネスがあり、滋味深いミネラル、キュートな酸、細かいタンニンの収斂味が口の中で渾然一体となる！

収穫日は9月9日と前年よりも19日早い！収量は38hL/haと前年よりも若干増！
エチケットのデザインはモルゴンの丘のクリマの中で一番標高の高いサン・ジョセフの畑がロゴと重なり合うように描かれている！
黒花崗岩の土壌からフィネスのあるミネラリーな味わいが生まれる！
SO2は樽熟後のスーティラージュ時に10mg/L添加。ノンフィルター！