フランス、ボジョレー、モルゴン
品種: ガメイ
赤ワイン
樹齢: 46年平均
土壌: 粘土質の混ざった花崗岩
マセラシオン: マセラシオンカルボニックセメントタンクで10日間
醗酵: 自然酵母で20日間
熟成: セメントタンクで5ヶ月
2021年はSO2無添加で仕込んでいる!
ケヴィン曰く、
キュヴェ・ケケは長期熟成を必要としないヴァン・ド・ソワフであり、今までもSO2をわざわざ添加する必要はなかったのだが、実際売り先のワインの保存環境をすべて把握している訳ではないため、保険で20㎎/Lという最小限の量だけ瓶詰直前にいつも添加していたとのこと。
保存環境が良ければSO2無添加でも全く問題はないとのことなので、今回SO2がすでに添加された2020年ミレジムをスキップし、2021年を無添加で瓶詰めしてもらった。
2021年は、例年よりも雨が多くミレジム的には涼しい年だった。
収穫したブドウはアントシアニンを多く含んでいたので色の抽出が早く、エグミが出ないようにマセラシオンの期間を短めに抑えている。
出来上がったワインはフレッシュかつスレンダーで、ボジョレーらしいフランボワーズのような明るい果実味と鉱石のようなタイトなミネラルが融合したまさにフランス語のCroquant:クロカン(カリッとしたものを噛み砕いた時に使う表現)という言葉がふさわしい軽快な味わいに仕
上がっている!
ちなみに、このスレンダーな果実味とほんのりビターで滋味深いミネラルは、カマンベールチーズとの相性が抜群だった。
フランボワーズの明るい赤い果実にスミレの高貴な香り、パンデピスの甘い香りが重なる。
ワインはフレッシュかつ軽快で、みずみずしい果実味に溶け込むキュートな酸、鉱物的なミネラル、若いタンニンが味わいにコクを与える!
収穫日は9月17日と前年よりも10日遅い!収量は春の遅霜とミルデュー、黒痘病により35hL/haと前年よりも30%減!
エチケットのデザインはワインのコンセプトでもあるGlouglou(ごくごく飲むような)をイメージを表現している!
ワイン名のKéKéはケヴィンの愛称!
SO2無添加!ノンフィルター!