フランス、ロワール
品種： ガメイ70%、ピノノワール10%、ピノムニエ10%、コー10%
赤ワイン
樹齢： 20年～38年
土壌： シリス（硅砂、硅石）
マセラシオン： それぞれ品種ごとに別々に仕込みファイバータンクで1週間
醗酵： 自然酵母ファイバータンクで2週間
熟成： 古樽228Lで6ヶ月

2021年は春の遅霜、そして雨の多い涼しい年だった。
ブドウは晩熟だったが、霜により早いうちから収量が間引きされたので、その分病気の被害が少なく、ブドウのフェノールもしっかりと熟した品質的には当たり年だった。
レイナルド曰く、アルコール度数は12%と低く、酵母に勢いがあったので、醸造も問題なくお手本のようにスムーズに終わったとのこと。
出来上がったワインは、アティピックとしては久しぶりにロワールらしいチャーミングなワインに仕上がっている！
フェノールが熟していることもあり、グラスに注いだ途端イチゴやフランボワーズの華やかな香りが上がり、アタックの果実味もとても艶やかでチャーミング！
アフターに感じる滋味深いミネラルやタンニンの収斂味にまだ若さを感じるが、もう少し寝かせることにより相当化けそうな予感がする！

イチゴ、フランボワーズの明るい赤い果実のシャクヤクの甘い香りが重なる。
ワインはピュアかつ艶やかで、ダシのような滑らかな旨味の溶け込むチャーミングな果実味をほんのりビターで滋味深いミネラル、若いタンニンの収斂味が引き締める！

収穫日は9月20日～10月15日と前年よりも3～4週間遅い！
収量は春の遅霜により25hL/haと前年の半分以下だった！
ワインの味わいを重くしないようにガメイの20%は全房で仕込んでいる！
ワイン名のAtypiqueは「典型的ではない」という意味があり、レイナルドのキュヴェの中では珍しく熟成に時間を掛けずに仕込んでいる例外的なワインであることからこう命名した！
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