VdF テール・ド・シリス・ブラン 2019 / レイナルド・エオレ
( Terre de Silice Blanc / Reynald Heaule ) 8557
商品コード:
nomal
フランス、ロワール
品種: ムニュピノ40%、シャルドネ20%、ロモランタン10%、ソーヴィニョンブラン10%
残り20%:シュナン、リースリング、ソーヴィニョンロゼ
白ワイン
樹齢: 5年~24年
土壌: シリス(硅砂、硅石)
マセラシオン: なし
醗酵: 自然酵母ファイバータンクで3~5週間
熟成: 古樽600L、228Lで30ヶ月
2019年は前年同様にブドウが早熟の年。だが、春の遅霜と日照りにより収量が減ったため、ワインの構成は相対的にムニュピノの量が若干減り、代わりにシャルドネ、ソーヴィニョン、ロモランタンなどの割合が増えた。
また、この年から新たに植樹した5年目のシュナンとソーヴィニヨンロゼが新たにテール・ド・シリスに加わった。
前回レイナルドは、当たり年のテール・ド・シリスの理想のイメージを図形にすると丸と三角、つまり、最初に丸く完熟した果実のふくよかなエキスが口に広がり、後から三角のように尖った酸とミネラルが余韻をタイトに締めるようなかたちが理想と説明していたが、今回の2019年は酸と果実味がまろやかで骨格のあるミネラルが最初から柱に立っていることから、イメージ的には長方形に例えていた。
確かにワインはフルーティさよりもエキスの透明感が前面にあり、アタックから余韻まで上品な骨格のあるミネラルで占められている味わいは長方形のイメージと合点がいく!
アルコール度数13%のボリュームとは思えないクリスタル感あふれる味わいは、永遠と飽きずに飲んでいられそう!
洋ナシの熟した白い果実やアカシアの甘い香りにウィスキーのようなピート香が重なる。
ワインはピュアかつ上品でフィネスがあり、透明感のあるまろやかなエキスに塩気のあるダシのような旨味、鉱物的なミネラルがきれいに溶け込む!
収穫日は9月2日~10月20日と早熟品種は前年とほぼ同じ、晩熟品種は前年よりも1週間遅い!
収量は春の遅霜と日照りにより25hL/haと前年に比べ40%減!
ワイン名通り、100%シリスの土壌から出来上がるワインはピュアでクリスタルな味わいが特徴!
醸造は早熟なブドウ同士、晩熟なブドウ同士と分けて仕込み、熟成途中でブレンドしながら最後に全てのワインをアッサンブラージュしている!
SO2無添加!ノンフィルター!