フランス、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ、サントーバン
品種： シャルドネ
白ワイン
樹齢： 18年～19年
土壌： 粘土質・石灰質
マセラシオン： 圧搾時に一昼夜の浸漬
醗酵： 自然酵母で1ヶ月
熟成： 古樽228L、112Lで18ヶ月

2019年は、春の遅霜と日照りにより収量は8hL/haとドメーヌを始めて以来の不作だった。
通常はシャテニエールとレ・コンブを別々に仕込むのだが、今回はあまりにも収量が少ないので、2017 年のように2つのブドウを混ぜてサントーバン1級として仕込んだ。
また、この年は夏の猛暑により途中ブドウの成熟にブレーキが掛かりアルコール度数は猛暑にもかかわらず12.5%とちょうど良い塩梅に収まった。
出来上がったワインは、塩辛さとミネラルが豊富な、まるでの澄んだダシを飲んでいるようなクリスタル感あふれる味わいに仕上がっている！18ヶ月の樽熟を経たワインは、果実味がきれいに削ぎ落され、エッジの効いたミネラルの骨格が顔を出す！
余韻も長く、ワインを出汁代わりに素材を生かしたシンプルな魚介料理や和食と良く合いそう！

カリン、黄桃の熟した果実に、味噌の香ばしい香りやキャラメルの甘い香りが重なる。
ワインはピュアで透明感があり、塩気のある澄んだダシのようなエキスの旨味を鉱物的で硬質なミネラルがじわっとタイトに引き締める！

収穫日は9月12日。収量は春の遅霜と日照りにより8 hL/haと80%減！
収量が少なかったためラ・シャテニエールとレ・コンブの2つの１級畑のブドウを全てアッサンブラージュしたが、それでも1樽半しかできなかった！
SO2は瓶詰め前に20mg/L添加。ノンフィルター！