モルゴン・レ・シャルム・キュヴェ・エポニム 2020 / ジャン・フォワイヤール
( Morgon Les Charmes Cuvee Eponym / Jean Foillard ) 8430
商品コード:
nomal
フランス、ボジョレー
品種: ガメイ 赤ワイン
樹齢: 36年平均
土壌: 花崗岩混じりのシスト
マセラシオン: マセラシオンカルボニック低温にしてセメントタンクで21日間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 古樽で10ヶ月
2020年は、2003年以来久々に 8 月収穫を記録したブドウの早熟の年だった。
ジャン曰く、8月上旬まで水不足により成熟にブレーキが掛かり、ブドウはまるでレーズンのように干上がっていたが、8月23 日に降った恵
みの雨により一気にブドウが膨らみ、そこから一気に完熟のスピードを上げたとのこと。
出来上がったワインは、前年と同じくアルコール度数が13.5%と高く味わいはスパイシー!
また、シストの土壌から来る細マッチョで筋肉質なミネラルもしっかりと感じられる!
でも、今回のエポニムは 2020年というミレジムの特徴なのか、2019年よりもタンニンが柔らかく、コクのある果実味が硬いミネラルを包み込むように優しい!
さすがは「モルゴンの中でも最もチャーミングなクリマ」と言われるレ・シャルムらしい酒質がエレガントなワインに仕上がっている!
このストラクチャーとコクのある艶やかな果実味は、ブラインドだとブルゴーニュのニュイのワインと勘違いしそう⁉
それくらい味わい深く色気のあるワインだ!
グロゼイユの赤い果実にシャクヤクの甘く芳しい花の香り、ほのかにジンジャーのエキゾチックな香りが重なる。
ワインは艶やかかつコクのある滑らかな果実味が染み入るように優しく、生姜のようなスパイシーさと洗練されたミネラルがきれいに溶け込む!
収穫日は8月31日と前年よりも2週間早い!
収量は40hL/ha。
シャルムはモルゴンのクリマの中で一番ワインがエレガントと言われている!
ワイン名は英語で名祖(なおや)という意味があり、ラベルのデザインは日本をイメージしている!SO2は澱引きの際に20mg/L添加。
ノンフィルター!
ジャン・フォワイヤール
Jean Foillard
現オーナーであるジャン・フォワイヤールは、以前はワインの瓶詰会社で働いていました。
当時、仕事で瓶詰設備のない小さなワイナリーをまわる機会の多かった彼は、マルセル・ラピエール、ギイ・ブルトン、イヴォン・メトラ等、現在活躍する自然派ワインの生産者と深く知り合い、次第に彼らのワイン造りに興味を抱くようになりました。
特にマルセル・ラピエールに影響を受けたという彼は、ジュール・ショーヴェの本を片手に、マルセルのカーヴに足蹴く通いながら独学でワインの醸造を勉強しました。
1981年に彼の義父が畑仕事を辞めたのをきっかけに、畑を譲り受け本格的にワイン造りをスタートさせました。
現在では、マルセル・ラピエールに次ぐボジョレー自然派ワインの代表格の一人となっています。
現在、ジャン・フォワーヤールは11haの畑を4人で管理しています。栽培する葡萄品種はガメイのみで、樹齢は27年~70年、畑は硫黄とボルドー液の散布のみで、100%ビオロジックです。
葡萄の質にこだわり、収穫時の選果は粒レベルで傷んだ葡萄は一切排除します。低温でのマセラシオンで、じっくり時間をかけた仕込みから出来あがるワインはまさに上品の一言。
彼の造り出す果実味豊かでエレガントなワインは、自然派ワインを愛好家以外の人たちからも評価が高く、ワインガイド「ル・クラスマン」をはじめさまざまなガイドで取り上げられています。
2017年8月、息子のアレックス・フォワイヤールが正式に自らのドメーヌを立ち上げ、2016年ヴィンテージより初リリース。