フランス、ラングドック
品種： カリニャン50%、シラー30%、グルナッシュ、サンソー20%　
赤ワイン
樹齢： 15年～37年
土壌： 粘土質・楕円形の石
マセラシオン： ファイバータンクで2～3週間
醗酵： 自然発酵で8～10日間
熟成： 85%ファイバータンク、15%古樽225 Lで12ヶ月

2020 年は、ブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年だった。
リヨネル曰く、収穫日は白同様に、糖度計に頼らずブドウを食べた直感で決めたため、結果、いつもよりも早めの収穫となったとのこと。
醸造面では、カリニャンが完全発酵しきれず1.5g/L ほど糖が残ったが、その他のブドウは発酵に勢いがあり、酵母が最後まで糖を食切ることができた。
出来上がったワインは、リオネルが「自信作」と自負するように、酒質が超滑らかでエレガント！
いつもよりも早めの収穫とは言うが、実際、味わいの中にベジタブルな青さやカリニャンのアニマル的な要素は一切なく、驚くほどチャーミングで艶やかなワインに仕上がっている！
ちなみに、2020年は決して涼しい年ではなかった。
暑い年でもこのような上品なワインに収めることのできたリヨネルのさらなる高みのステージが垣間見えたような、ワクワク感の止まらないワインだ！

ブルーベリーやダークチェリーの果実にスミレや赤いバラの高貴な香りが重なる。
ワインは滑らかかつジューシーで落ち着いた艶やかな果実味が染み入るように柔らかく、滋味深いミネラルと繊細なタンニンがきれいに溶け込む！

収穫日は収穫日は8月19日～9月1日（グルナッシュ開始、カリニャン終了）と前年よりも3～10日早い！
収量は45～50hL/haと豊作で、前年よりも20～40％増だった！
「ヨノプエドマス」はオック語で「これ以上できない！」という意味で、当初VdFに格下された事を皮肉って付けた名前がワイン名として定着した！
SO2は瓶詰め前に20mg/L添加。軽くフィルター有り。