シャンパーニュ・ス・ラレイ・ブラン・ド・ブラン 2015 / レミ・ルロワ
( Champagne Sous Larrey blanc de blanc / Remi Leroy ) 8369
商品コード:
nomal
フランス、シャンパーニュ
品種: シャルドネ
発泡白ワイン
ドザージュ0g/L
(2020年5月デゴルジュマン)
黄金色。
りんごのコンポートや完熟りんごの蜜、蜂蜜などの芳醇な香りに、柑橘や白い花、クローブ、ナッツなどの複雑性をまとわせる香りが感じられます。
繊細な泡が凝縮感のある果実味を包み込みながら軽快な様子で広がり、泡が弾けていくと同時に蜂蜜レモンのような可憐な印象や熟した果実、スパイスなどが溶け込んだ風味が大きく膨らみます。
満ちた果実味と熟成によるコクや奥深さ、複雑な様子が絡み合い満足感を与え、伸びやかな酸が全体を引き締めるようにバランスを整えています。
鼻腔に抜ける柑橘ピールのほろ苦さが小気味良いアクセントのように感じられ、上品でリッチな仕上がりです。
ス・ラレイは区画名で、シャブリと同様のキンメリッジアン中期の粘土石灰岩土壌です。2009年にレミ自身がブルゴーニュ由来のセレクション・マッサルのシャルドネを植付けました。
シャブリと同じキンメリッジアン土壌であることからシャルドネを、そして収量の少ない良質なブドウを目指してブルゴーニュの苗木を選びました。
ス・ラレイは西向きの丘陵の標高220mにある0.24haの小さな区画で、比較的冷涼な気候が特徴です。
レミ・ルロワ
Remi Leroy
シャンパーニュ地方の南部、シャブリに近いコート・デ・バールの若手生産者。
トロワ市の東南約50kmに位置する住民200人ほどの小さな村ムルヴィルにドメーヌはあります。
トータル9haを所有し、父の代からネゴシアンにブドウを販売してきました。
レミが「畑の男」と評する父は、休日も畑に出て生き生きとした姿で土やブドウの樹に接しており、子供のころからそんな父の背中を追ってブドウ栽培の手伝いをしていました。
そしてアヴィ―ズのブドウ栽培学校に通った後、父の範疇ではなかった醸造にも興味を持ちはじめ、ボルドー大学で醸造科のディプロムを2006年に取得しました。
ルイ・ロデレールとヴエット・エ・ソルベで修業した後、2008年に父の元に戻り、2009年から自身のシャンパーニュ造りを始めました。
現在は生活を成り立たせるため、ネゴシアンにブドウを販売しながら、一部の区画だけ(2014年は約3ha分)で自身のキュヴェを仕込んでいます。
今後納得のいく収穫が得られるごとに、徐々にその割合を増やしていく予定で、単一区画、単一収穫年のキュヴェを造るべく準備中です。
特に台地に位置する「メール・シュール・モン(山の上の海)」という名の区画は、まさに小山が海のように連なる場所で、日差しを存分に受け、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネのほか、ピノ・ブランも混植されています。