産地: フランス、ローヌ
品種: ピノ・グリ
白ワイン
アルコール度: 14.5%
アルザスのローラン・バーンワルトの葡萄。
ダイレクトプレス後、解放タンクで24~30時空気に触れさせ、ウイヤージュせずに古い225Lの樽で約6年半酸化熟成。
黄金色。
りんごの蜜やコンポートなど凝縮された果実香に、蜂蜜、シナモン、タバコ、ほろ苦いカラメルなどの香りが加わります。
また、熟成由来のみならず仄かな酸化由来の印象が更に複雑性を与えています。
しっとりとした口当たりで、タルトタタンなどの凝縮感のある果実味と深く複雑な風味が重なり合いながら、じんわりと溢れるように広がります。
やや揮発酸や酸化的なニュアンスを感じますが、それがあることでしっかりとした果実や甘やかな風味、仄かなビターカラメルやメープルなどの芳ばしい風味に引き締まった印象を与え、アフターには旨味やリッチな風味が長く続きます。
抜栓後、13日経過した現在も大きく崩れることがなく、ゆっくりと味わって頂ける仕上がりです。
アンダース・フレデリック・スティーン
Anders Frederik Steen
これまで、フォクシー・フォクシー・ワイルド・ライフ(Foxy Foxy Nature Wild Life)のドメーヌ名としてご案内しておりましたが、今回よりアンダース・フレデリック・スティーンと個人の名前でリリースすることになりました。
フォクシー・フォクシー・ワイルド・ライフ(Foxy Foxy Nature Wild Life)を立ち上げたジャンマルク・ブリニョとアンダース・フレデリック・スティーンは、2015年の醸造を最期にそれぞれが違う道を歩むことになりました。
目指すワインのスタイルや価格帯などが微妙に異なり、考えの差を埋めることが難しいとお互いが判断したためです。
ジャンマルクは安い価格帯で多くの方々にとって親しみ易いものから、コアなファンが求める個性的なハイエンドモデルまでをいくつか造ることを提案していたのに対して、アンダースの考えは中間の価格帯で多くの人から受け入れられる、使い易いスタイルのワインを主体とすることでした。
アンダースは、「ジャンマルクは良い友人であり、ワイン造りについて沢山のことを教えてくれた恩人でもある。彼に対しては感謝の念に堪えない。」と述べています。
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