フランス、ボジョレー
品種： ガメイ
赤ワイン
樹齢： 61年
土壌： 砂状の花崗岩
マセラシオン： マセラシオンカルボニック 冷温に保ったファイバータンク で9日間
醗酵： 自然酵母で10日間
熟成： ファイバータンクで9ヶ月
アルコール度：

今回2回目のリリースとなるキュヴェ・ノエミ！
カリームのシェナとの違いは、カリームが南西の畑に対し ノエミの畑は北向き、また、カリームの畑が小石（ガレ・ルレ）の多い土の密度の高い泥土の砂地に対し、ノエミの畑は水はけの良い砂地と、ヴィエーユ・ヴィーニュでもエレガントなワインに仕上がりやすい特徴がある。
そこに加えて、ノエミが100％醸造しているからなのか、このワインには、カリームのワインにはないブドウの果皮や果肉が溶け込んだまるでスープのような濁り感のある優しいテキスチャーがあり、これがキュヴェ・ノエミの個性となっている！
彼女はマセラシオンの温度とフラージュ（足で果房を踏む程度のピジャージ ュよりも軽い作業）に特にこだわっていると言うが、とにかくヴィエーユ・ヴィーニュの持つ力強いミネラル、そしてそれを包み込む優しい果実味の引き出し方が超絶妙！
今回の2020年も、前年よりさらに果実味のまろやかさが増し、その染み入るような柔らかさと鉱物的なミネラルとのコントラストがとても官能的！
カリームの仕込むワインも美味しいが、ノエミはひょっとしたら次世代のボジョレーを牽引するもっと大きな才能を持っているかもしれない！？
そんな片鱗さえ感じるセンス抜群なワインだ！

グロゼイユなどの明るい果実にジンジャーのようなオリエンタルな香りやプラリネの甘い香りが重なる。
果実味がジューシーかつまろやかで染み入るように優しく、チャーミングな酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンがきれいに溶け込み余韻に続く！

収穫日は9月8日。収量は古樹のため19 hL/haと少ない！
ノエミの畑は北向きの花崗 岩が浸食してできた砂地の土壌で水はけが 良く、カリームのシエナよりもさらに繊細でエレガントな味わいのワインができるのが特徴！
エチケットはミッシェル・トルメーがノエミ のキャラクターをイメージしデザインした！
SO2は瓶詰め前に10mg/L。澱の部分だけ 軽くフィルター有り。