イタリア、ラツィオーヴィテルボールブリアーノ
品種： サンジョヴェーゼ
赤ワイン
アルコール度： 13.5％

樹齢6年。
丘の上、より表土が少ない区画より収穫した高品質の サンジョヴェーゼ。
果皮と共に3週間、野生酵母による醗酵を促す。
圧搾後、木樽にて18か月の熟成。
ヴィンテージを重ねるごとに良くなるロッソ。
果実、酸、熟成によって手に入れたバランス感あふれる赤。。

コルヴァジャッラの畑の中で、丘の頂点に当たるサンジョヴェーゼ。緩やかな傾斜ですが、丘の上と下では決定的な違い「表土の厚さ」の違いがあります。
火山岩盤の上に堆積した豊かな土地のため、表土の厚い下の畑では、豊かではあるものの、岩盤由来のミネラルの乏しい「簡単なワイン」になってしまいます。
対照的に表土が薄く、土地が貧しい丘の上では、ブドウ樹が意識的に根を深く張り、岩盤の中にまで伸びる事で、火山性由来の軽やかでいて複雑なミネラルを豊富に感じるサンジョヴェーゼとなります。

2015年は彼らにとってのファーストヴィンテージ、樹齢の若さだけではなく、この年のブドウを生かし切るすべを知らなかったと、当時ジャンマルコが話していたのを覚えています。
2年目となる2016年、すでにリリースから5年近く経過していることもあって、すでにワインとしては完璧な状態！
しかも、2015年にはなかった軽やかさや、複雑さ、繊細さを手に入れ、全く別人のような表情をもっています。
造り手としてはまだ まだ駆け出しともいえるコルヴァジャッラ、その一歩をぜひ見ていただきたいワインの一つです。