VdF グロナディーヌ・ルージュ 2020 / ファブリス・シャイユー
( Gronadine Rouge / Fabrice Chaillou ) 8138
商品コード:
nomal
フランス、ロワール
品種: グロロー
赤ワイン
アルコール度: 10.5%
ルビー色。熟した野苺やグミ、ドライ苺、グレナデンなどの果実香に、野山に咲き誇る赤や紫の花々から香り立つような華やかさが加わり、自然豊かな景色が目に浮かびます。
香りや色合いからも若々しく軽やかな様子が伺え、優しく果実を搾ったようなシズル感溢れる瑞々しさは、喉の渇きを潤すような飲み心地で体へと沁み渡ります。
赤すぐりやザクロが弾けるような生き生きとした酸が甘酸っぱく可憐な様子を掻き立て、明るく溌剌とした果実味が広がり、葡萄の果皮の内側のようなタンニンが僅かに残ります。
ライトタッチの仕上がりで、冷やして頂くとアペリティフや屋外で楽しめるようなカジュアルな印象、温度を少し上げることで果実の風味が更に引き立ち華やかな印象を感じて頂けます。
抜栓2日目以降は果実味がやや落ちやすく感じますので、翌日に持ち越さずお召し上がり頂く方が可愛らしい果実の風味をたっぷりとお楽しみ頂けると思います。
ファブリス・シャイユー
Fabrice Chaillou
レ・ヴィーニュ・ド・ババスのセバスチャン・デルヴューとは同じ村に住んでおり、中学時代からの友人です。
収穫などの季節労働をしているうちに、少しづつ葡萄栽培と醸造に興味をもつようになり、ジョー・ピトンのところで15年間働き、有機栽培を間近で見ながら栽培長として活躍しました。
葡萄畑の仕事をきっちり行い土が生きるようにすることが大切で、その結果が良いワインに繋がるということを学んだと語っていました。
1995年に奥さんのローレと醸造学校で知り合い、1997年に1樽のワインを二人で造ったのが一番最初です。
その後、ジョーピトンのところで働きながら、手入れの行き届いていなかった16areaの古い区画を2002年に購入し、2~3年畑を休ませてから葡萄を植え、自家用のワイン造りをしていました。
2016年が生産者として自分達のワインを造ったスタートの年となります。
現在はブルノー・ルヴォワのところで週3日働いています。
彼は有機栽培の人ではないですが、昔からの友人でファブリスのことをよく知っており、彼のことを考えて農薬散布などの薬に関わる仕事は一切させませんし、農薬を撒いた後にはファブリスの畑に入らないように気をつけてくれたりと気を遣ってくれます。
ブルノーが短時間で働いてくれる人を探していたため現在仕事を手伝っていますが、2年以内には完全な独立を目指しています。
これまで所有していたサンロンベールの0.5haの2区画に加え、2018年には新たにロシュフォールに約10年の若い樹齢のものから約100年の樹齢までのシュナン・ブランで構成される4~5区画の1.2haを借り、現在トータル1.7haとなっています。
また、これから先赤の品種も植えてみたいと意欲的に話してくれました。今後の彼らのワイン造りに大いに期待が高まります。