VdF レキュム・デ・ニュイ・ルージュ 2020 / ジュリアン・ピノー
( l'Ecumes des Nuits Rouge / Julien Pineau ) 8115
商品コード:
nomal
フランス、ロワール
品種: カベルネフラン100%
赤ワイン
樹齢: 平均40年
土壌: シレックス 粘土石灰
面積: 0.4ha
標高: 100m
畑の向き: 北東 南西
収穫: 手摘み
収量: 30hl/ha
酵母: 自生酵母
醗酵・熟成: 9月16日収穫/全房、20hlのグラスファイバータンクで1週間マセラシオンカルボニックしプレス、13hlのフードルで14ヶ月発酵・熟成
無濾過・無清澄
瓶詰め: 2021年11月10日
SO2: 無添加 トータル:13mg/L
アルコール度数: 12%
2019年にセラーを引越しした際に、いつもよりも早く瓶詰めする必要があり、
速醸スタイルで淡く仕上げたことをきっかけに、今ヴィンテージも淡い仕上がりのカベルネフランになりました。
艶やかなルビーレッドの外観、やや還元があるもののスワリングで飛んでいきます。
赤果実中心で、いちごやラズベリー、梅を感じさせるピュアなエキスにアクセント程度のグリーンペッパー。
フランが苦手な人でも親しみやすい仕上がりです。
作家 ボリス・ヴィアンの 著書「L'ecumes des jours(日々の泡)」をnuitsに変えました。
全房でグラスファイバータンクで1週間マセラシオンカルボニック後、フードルで14ヶ月発酵・熟成しました。
鮮やかなパープルレッド色、フランボワーズやプルーン、ザクロ、湿った土の香り、柔らかいアタックに旨味のあるエキスと酸、全体的に丸みのあるボディが印象的です。
ジュリアン・ピノー
Julien Pineau
Domaine des Bois Lucasドメーヌ・デ・ボワ・ルカは、 Clos Roche Blancheクロ・ロッシュ・ブランシュの所有する無農薬の畑を8ha購入させて頂きま した。
クロ・ロッシュ・ブランシュのオーナー Catherine カトリーヌは2015年に引退をしましたが、その最後の6.7haを購入し新しくドメーヌを誕生させたのが、Julien
Pineau ジュリアン・ピノーです。
1985年9月16日ロワールTours トゥール生まれ。
大学でワインとは全く違う経済を専攻後、アメリカに留学。その間に夏休みを利用して葡萄畑の収穫を経験。その時に自然の素晴らしさを認識します。
帰国した2009年にモンルイのLise et Bertnard Sousset リーズ・エ・ベルナール・スーセで収穫をして、ワインを造ろう!と決意。早速アンボワーズの醸造学校に入学し、本格的に醸造を勉強します。
みっちりとエノローグを勉強した後、2012~2013年プロヴァンスのDomaine Terres Promises ド メーヌ・テール・プロミズやクリストフ・コモールで仕事をして、やはりロワールで自分のワイナリーを立ち上げようと、2014年
Noella Morantinノエラ・モランタンの所で働きました。
そこでクロ・ロッシュ・ブランシュのカトリーヌと出会い、今回の畑購入となったのです。
カトリーヌの畑を引き継いだのは全部で4名、私、ノエラ、ローラン、そして今回のジュリアン、全てビオを実践しております。
彼女は引退しても、同じ志の仲間が畑を守っております。
ジュリアンは最後までカトリーヌが売らなかった、一番良い畑をGetしました。
あの樹齢100年以上の素晴らしいコーもジュリアンにご縁があったのです。
コー6.5ha、ソーヴィニヨンブラン2.5ha、ピノドニス0.8ha、カベルネフランとカベルネソーヴィニヨン0.6ha、ガメイ0.5ha何とバランスが良いのでしょうか?
一気に6種類の品種が醸造出来るのです。
同じ畑で同じ醸造所で作ってもディディエとは全くスタイルの違うワインが出来上がりました。
ジュリアンの若い感性が初年度からきちっと瓶に詰まりました。どれを飲んでもウルトラナチュラル。
新人とは思えない感覚です。
同じ所有者の畑を4名別々に醸造すれば、4つの別々のスタイルのワインが出来上がります。
本当にワインは面白いです。私のスタイルと全く違いますが、私は個人的にこのジュリアンのワインが大好きです。
彼のワインには華があるのです。果実をこれだけ残すのは難しいのですが、それをいとも簡単にさらっとやってのけました。
彼が今後どんなワイン造りをしていくのか、とっても楽しみな歴史が誕生しました。是非沢山の方に味わって貰いたいです。
輸入元資料