フランス、ロワール
品種： ピノグリ
白ワイン
樹齢： 22年平均
土壌： クオーツ混じりの花崗岩
マセラシオン： ステンレスタンクで30日間
醗酵： 自然発酵で20日間
熟成： 70%フードル20hL、30%古樽400Lシュール・リーで10ヶ月

2018年、2019年と2年続けて試験的に仕込んだピノグリのマセラシオンが予想以上に反響が良く、2020年もそのまま継続することになった。
ジェローム曰く、2020年はブドウが早熟の年で、前年よりもみずみずしいワインに仕上がったとのこと！
前回は熟成に8hLのアンフォラと400Lの古樽を使用したが、今回はアンフォラの代わりに新しく購入した20hLのフードルと400Lの古樽を使っている。
出来上がったワインは、新しいフードルが良い塩梅で効いているのか、前年よりも香りはイチゴよりもライチ、マンゴスチンなどトロピカルさが前面に出ている！
味わいはマセラシオンと思えないみずみずしさと柑橘系の優しいほろ苦さがあり、淡いロゼの色合い的にもまるでフレッシュなピンクグレーフルーツのエキスを飲んでいるみたい！
ちなみに、彼の親しいパリの星付きのソムリエはこのマセラシオンをデザートに合わせるそうだ！
確かに、ワインは辛口だが、柑橘系の爽やかな風味があるので、食事だけでなくデザートにも合いそう！

ピンクグレープフルーツのような柑橘系の香りにマンゴスチンなどのトロピカルな香りが重なる。
ワインはみずみずしくジューシーで鼻に抜けるライチのような華やかなフレーバーがあり、塩気のあるピュアなエキスを鉱物的なミネラル、線の細い酸、繊細なタンニンが優しく支える！

収穫日は9月4日と前年よりも11日早い！
収量は40hL/haと前年同様に豊作だった！
ワイン名通りピノグリをマセラシオンして仕込んだオレンジワイン！
2020年はアンフォラの代わりにフードル（大樽）を熟成に使用した！
SO2は瓶詰め時に10mg/L添加。軽くフィルター有り。