フランス、ロワール
品種： ミュスカデ 白ワイン
樹齢： 49年～52年
土壌： 花崗岩・粘土質
マセラシオン： なし
醗酵： 自然発酵で25日間
熟成： 表面ガラス加工を施したセメントタンクシュールリーで24ヶ月

ミュスカデの10あるクリュの一つClisson（クリソン）の最優良畑であるクロ・デ・ペリエール。
クリソンはクリュの中でも最も力強いワインが出来、現在の基準では最低でも24ヶ月熟成させることが望ましいと言われている。
今回の2019年は2度の霜と歴史的な猛暑にもかかわらず、収量もとれたミラクルな年だった。
醸造は原点に返り、ミュスカデで伝統的に使われている表面をタイル状のガラスでコーティングした地下セメントタンクを使い、発酵後2年間一度もタンクの蓋を開けずにシュールリーで仕込んだ。
ガラスでコーティングされた地下セメントタンクのメリットは、地下に埋まっていることによりワインの温度変化が少なく、ガラス加工によりタンクへの浸透性は遮断され、ワインの目減りを最小限に抑えながら長く熟成できることだそうだ。
出来上がったワインは2年熟成によりワインに一体感があり、静謐でふくよかなエキスに落ち着きがある！
余韻に長く残るミネラルも心地よく、前年の10ヶ月熟成のぺリエールよりもさらに一段ステージが確実に上がっている！

2018年は、収量が45hL/haと久々に40hl/haを超えた当たり年！
前年はガイ白桃やアカシアの花などの甘い香りに火打石のスモーキーな香りが重なる。
ワインはピュアかつ静謐で味わいに一体感があり、透明感のあるフルーティーなエキスにダシのような旨味、鉱物的なミネラルがきれいに溶け込む！

収穫日は9月15日。収量は40hL/ha。
Clos des Perrieresは区画名でミュスカデの中のトップクリュのひとつClisson地区内にある！
2019年は伝統に返りガラス加工を施した地下セメントタンクで2年間シュールリーの状態で熟成させた！
SO2は瓶詰め時に20mg/L添加。
軽くフィルター有。マロラクティック発酵100%！