ラ・ムヴェイズ・レピュタション・ビアンコ 2019 L172 / アピウア
( La Mauvaise Reputation Bianco / Apiua ) 7962
商品コード:
nomal
イタリア、マルケ
品種: ヴェルディッキオ主体、マルヴァジーア10%
白ワイン
アルコール度: 13.5%
ロット L172
樹齢60年程度。収穫はマルヴァジーアも合わせて行い、除梗して果皮と共に 5日間の醗酵を行う。
圧搾後、オリの上で6カ月以上の熟成。
途中、酵母添加、温度管理、SO2など一切の添加を行わない。
ヴェルディッキオをマセレーションする事、SO2を加えずにワイン造りをしていることで、地域的にまだ少数派であるアピウア、周囲からの目や噂に臆することなく、自分の信じた道を進むという、ロベルトの覚悟を込めたワイン。
骨格を生むヴェルディッキオに、ちょうどよく肉付けされたマルヴァジーアの果実味とアロマ、バランス感を感じます。
高樹齢の畑のヴェルディッキオで造られる「ラ・ムヴェイズ・レプュタション」、フランスのシャンソン歌手、ジョルジュ ブラッサンスの楽曲タイトルより。
自身のワイン造りの「始まり」と言えるフランスに敬意を表して。
ヴェルディッキオの個性を最大に表現するため、果皮と共に5~7日のマセレーション。
絞るタイミングは「果皮の要素が最大限に抽出されたタイミング」。
初めての年は2つのロットを別々にボトル詰め
(ヴェルディッキオ単一がL197、2列分のマルヴァジーアが入っているのがL172)。
L172は、ヴェルディッキオの持つ厚いタンニンと酸、ミネラルはワインに大きな骨格をもたらし、そこにマルヴァジーアのアロマ、ヴ ォリュームが肉付けされている。
奥行きとアロマのバランス感が素晴らしいワイン。
「だから古い畑はこの2種類を混植しているのだと直感した」そう話すロベル ト。
そしてヴェルディッキオ単一でボトル詰めしたL197、派手さはなくストレートに奥行きを感じる白。
アロマティックさやバランスというよりも、時間と共に奥深く 開いてゆく中に、ある種の「偉大さ」のような、素晴らしい奥行きを感じます。
正直今までこれほどの個性、存在感を持つヴェルディッキオを飲んだことはありませんでした。
決して失われない強い酸、土地由来の強靭なミネラル。
そして果皮の持つ豊富な タンニンは、長期熟成を安易に想像させる可能性を持った白です。