マルヴァジーア 2018 / スケルリ
( Malvasia / Skerlj ) 7953
商品コード:
nomal
イタリア、フリウリ
品種: マルヴァージア・イストゥリアーナ
白ワイン
アルコール度: 12.5%
マルヴァージア イストゥリアーナ、収穫後、開放式の大樽にて3週間、果皮と共にアルコール醗酵を終える。
圧搾後も大樽にて18か月、ボトル詰め後18か月 の熟成。
良年という事もあり、カルソとしては珍しいアルコールが12.5%まで上が った最高のヴィンテージ。
マルヴァジーアらしい果実とアロマ、そしてカルソらしい 繊細さと飲み心地。
現地よりさらに12 か月ワインを休ませたことで、全体のバランス、体格を感じる理想的な味わいです!
マルヴァ―ジアといっても、東部イストリア半島より渡ってきたマルヴァ―ジア イストゥリアーナは、強いアロマだけではなくしっかりと骨組みのあるブドウ。
ヴィトフスカに比べて果皮が厚く、糖度が上がりやすいマルヴァジーア。
ヴィトフスカと同じく、素晴らしい収穫を迎えた2018年。
カルソのマルヴァジーアの持つヴォリュームを感じつつも軽やかさ、繊細さを失わない素晴らしいバランス。
個人的な意見ですが、非の打ちようがありません!
ブドウ由来の強いアロマと酸、非常に硬質で染み出すような旨み、塩分のような強いミネラルを、柔らかい果実が包み込む。
豊かさと繊細さが 共存した魅力的なマルヴァジーア。
カルソという非常に貧しい土地で、これほどのブドウを収穫できる。
その背景には、マテイが費やした「畑での仕事量、カンティーナでの時間の賜物」であることは間違いありません。
そのすべてに敬意を払いたくなる、素晴らしい味わいです!
スケルリ
Skerlj
同じフリウリでありながら、ダミアンとは全く異なる地質環境と個性をもつスケルリ。「Caroカルソ」と呼ばれる、強烈な石灰岩に覆われた、表土がほとんどない特殊すぎる土地環境。
コッリオのように、強いミネラルと果実(糖分)を両立する自体、不可能と言っても過言ではない土地。
ミネラルは豊富でも果実味が足りない、そして非常に酸の強いカルソのワイン。「それこそがカルソの個性だ!」、、、なんて固定観念に支配さ れている造り手が多い中、その「壁」を越えようとする数少ない造り手であるスケルリ。
「この土地でミネラルを持ったワイン、酸を持ったワインを造るなんて簡単なことさ。それよりもカルソで果実味豊かなワインを造ることの方が何十倍も難しい。だから僕は、カルソの土地個性を持ちながらも、ヴィトフスカやマルヴァジーアの果実味を持ったワインを造りたい!」、そう話していた当主のマテイも今年で40歳。
近年の彼のワインは、出会った当初のような「果実的で柔らかい」ワインから、少しずつ酒躯や奥行き、「偉大さ」をもったワインに変わりつつある、そう感じてきました。