VdF ラ・クロワゼ・ルージュ 2020 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( La Croisee Rouge / Domaine Les Deux Terres ) 7927
商品コード:
nomal
フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種: グルナッシュ
赤ワイン
樹齢: 42年平均
土壌: 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン: マセラシオンカルボニック ファイバータンクで14日間
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 古樽で12ヶ月
ドゥーテールのトップキュヴェ「ラ・クロワゼ」!
2020年は、例年よりも早熟で、完熟した状態の良いブドウが収穫できた当たり年!
通常ラ・クロワゼは、ブドウを全て除梗して仕込むのだが、今回は収穫したブドウに腐敗がなくきれいな状態を保っていたので、除梗をせずに全房のままマセラシオン・カルボニックを試みた。
醸造は、当初ロングマセラシオンにチャレンジするつもりだったが、マセラシオンの途中でボラティルが上がり始めたので、急きょ醸しを2週間に切り上げた。最終的に出来上がったワインは、今までのラ・クロワゼとは全くスタイルの異なる、とてもエレガントでチャーミングな味わいに仕上がっている!
マニュエル曰く、皮肉にも高いボラティル数値のおかげで、アルコール度数15%のボリュームに清涼感とフィネス、そして複雑で官能的な香りと予期せぬプラスの相乗効果が生まれたとのこと!
ちなみに、このラ・クロワゼを飲んだ生産者仲間からは 「アルデッシュのシャトー・ラヤス」と称賛されているようだ!成功も失敗も含めて、偶然の重なりが生んだ奇跡のワイン!
グロゼイユやザクロなどの赤い果実にシャクヤクの花の甘い香り、タイムやローズマリーなどのハーブの香りが重なる。
ワインはピュアかつ艶やかな果実味が ジューシーでフィネスがあり、滋味深いミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が余韻を引き締める!
収穫日は9月15日。収量は35hL/ha。
ドゥーテールのトップキュヴェ!
2020年は、ブドウに傷ひとつなく完熟していたので、全房のマセラシオンカルボニックを試みた!
ワイン名は「交差点」という意味があり、畑がちょうどMirabel地区とLussas地区の交わるところにあることから名付けられた!
SO2無添加!ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。