トゥーレーヌ・ル・ヴィラン・プチ・ルージュ 2019 / ヴァンサン・リカール
( Touraine Le Vilaine Ptit Rouge / Vincent Ricard ) 7825
商品コード:
nomal
フランス、ロワール
品種:コー80% カベルネフラン20%
赤ワイン
樹齢:39年。
畑:土壌は南側丘陵地の粘土石灰質土壌。
栽培:コーはカベルネフランより10日間ほど早くに熟すので、収穫は別々に行う。
両品種とも十分に熟してから手作業で収穫。
醸造・熟成:ブドウを収穫後除梗、アロマキープのため17度の低温でコンクリートで3-4週間ほど醗酵。酵母添加なし。
リカールは余分なタンニンを抽出しないために、醗酵中に以前行っていたピジャージュは止め、醗酵中は果帽に軽くジュース(ワイン)をかける作業アロサージュ(花などに水をあげる作業での意味。)のみを行う。
プレス後はフリーランジュースのみを、1年、2年、3年ものの樽を1/3ずつ使用し15ヶ月間熟成。
マロラクティック発酵後、軽くフィルターにかけ(それにより、還元臭などがついてくるのを防ぐ)ボトリング。
特徴:ル・ヴィラン=直訳すると”いやなやつ”しかし、憎めないかわいい小悪魔がニヤリと笑うラベルが微笑ましいです。
やわらかくバランスの良いタンニンがあり、繊細でエレガントな味わいです。 5世代続くリカール家は、自然環境を尊重したブドウ栽培を実践しています。
パリでの納品先は、ミシュランの星付きレストランが30件あまりとカヴィストになります。
ヴァンサン・リカール
Vincent Ricard
アンボワーズの醸造栽培学校を卒業、シノンのフィリップ・アリエやクロード・ルヴァスール(モンルイのフランソワ・シデンヌの叔父)で修行を積んだヴァンサンは、1998年以降テーゼ村のドメーヌに戻り父のアランとともに土壌の特長を生かしたワイン生産をするべく働いています。
シェール川沿い丘陵地に位置するドメーヌ・リカールは、5世代続くファミリードメーヌ。
17haを所有するうち12.7haはソーヴィニヨン・ブラン、他はガメィ、カベルネ・フランが植えられています。
南東向きの粘土石灰質土壌の畑で、自然環境を尊重したブドウ栽培を実践しています。
これまでも農薬や化学肥料など使用しない農法でブドウ栽培をしてきましたが、2009年に正式にオーガニック申請をしており、予定では2011年収穫分から“AB”(アグリキュルチュール・ビオロジック)移行中を記載、2012年収穫分からはオーガニックワインとして正式認定されることになっています。
収穫はすべて手作業、自然酵母での醗酵、酸化防止剤はソーヴィニヨン・ブランのフレッシュな美味しさをキープするため入れるが、添加量はできるだけ控えているとのこと。
RVF(ルヴュ・デ・ヴァン・ドゥ・フランス)やルージュ・エ・ブラン(フランスの自然派の優良生産者達を丁寧に紹介する実直な雑誌)での評価も高い、今後の活躍が楽しみな期待の出来る生産者です。