VdF ヴァン・ニュ・ルージュ 2020 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( Van Nu Rouge / Domaine Les Deux Terres ) 7780
商品コード:
nomal
フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール
品種: グルナッシュ
赤ワイン
樹齢: 24年~54年
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: 75%除梗、25%マセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで別々に仕込み11~14日間
ステンレスタンクで別々に仕込み13~22日間(直接プレスは除梗に混ぜている)
醗酵: 自然酵母 除梗したブドウ23日間、 全房のブドウ18日間
熟成: アッサンブラージュ後 ステンレスタンクで6ヶ月
2020年は、春の寒波と夏の猛暑によりブドウの成熟はまちまちだったが、全てのブドウを合わせるとアルコールのボリュームと酸のしっかりと乗ったとてもバランスの良いワインが出来上がった!
醸造も完熟しきったブドウはマセラシオン・カルボニックで別に仕込み、熟しがベストの状態のブドウと梗の熟してい ない未熟なブドウは除梗して全て混ぜて仕込み、マセラシオン後2つをアッサンブラージュした。
出来上が ったワインは、口に入れて思わず唸ってしまうほどしなやかでジューシーな果実味が口に広がり、その後に続くジンジャーのようなスパイシーさとタイトなミネラル、キメの細かいタンニンが骨格を形成する!
マニュ曰く、このワインは2021年5月にリリースしたが、その時はまだ味わいが閉じていて硬かったが、半年たった今はまさにワインが開いて最高の飲み頃だとのこと!
クランベリーなどの明るい赤い果実やバラやタイムなど花やハーブの香り。
ワインはピュアかつ明るく艶やかで染み入るようにしなやかな果実味があり、タイトで鉱物的なミネラルとキメの細かいタンニンの収斂味がきれいに溶け込む!
収穫日は9月8日、9日。収量は35hL/ha。
除梗したブドウと全房のブドウをそれぞれ別々に仕込みアッサン ブラージュ!
ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けている!
SO2無添加!ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。