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VdF コテクール・ルージュ 2020 / ドメーヌ・ル・ブリゾー
( Cot et Coeur Rouge / Domaine Le Briseau ) 7714

¥4,070 税込
商品コード: nomal
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フランス、ロワール
品種: コー
樹齢: 49年平均
畑: 粘土質・シレックス
マセラシオン: スミマセラシオンカルボニック ステンレスタンクで3週間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: ステンレスタンクで11ヶ月

2015年以来5年ぶりのリリースとなるコ・テ・クゥール。
2020年は、日照りの影響でブドウの房自体はどれも小さくコンパクトだったが、コーは収穫の直前に雨が降ったおかげで凝縮したブドウに潤いが戻った。
醸造はパタポンと全く同じ方法で仕込んでいるが、雨の降った後に収穫できたこともあり、酒質は非常に滑らかで今飲んで最高に美味しい状態に仕上がっている!
通常ロワールのコーは、ワイルドかつ野趣豊かなジビエ料理との相性の良いワインというイメージだが、今回のコ・テ・クゥールは全く別格!
凝縮した果実味が艶やかでワイルドさは全くなく、ワインに気品さえ感じる!
ナタリーが「自ら仕込んだコーの中で一番の出来!」と自信をもって言うだけの説得力のあるワインだ!

カシス、ミュールのジャム、スミレ、バラの花弁、オランジェット、プラリネの香り。
ワインは気品がありかつビロードのようにしなやかな果実の凝縮味が染み入るように優しく、繊細な酸とキメの細かいタンニンの収斂味が上品な骨格を形成する!

収穫日は9月19日。収量は28hL/ha。
2020年は日照りだったが、収穫直前に雨が降り収量を通常の量まで戻すことができた!
ワイン名には、品種のコー(Cot)とCote傍(そば)を掛 け、ハート(Coeur)の傍すなわち「愛する人のそばにいる」という意味が隠されている!
SO2無添加!軽くフィルター有り。

ドメーヌ・ル・ブリゾー
Domaine Le Briseau


ロワール地方は、トゥール市からナント市に向かうちょうどあいだの町シャトー・デュ・ロワールの手前を、東に5kmほど、川に沿った農道を通り過ぎると、クリスチャン・ショサールとナタリー・ゴビシェールのドメーヌがあるマルソン村に着く。彼らの畑は総面積9haで、ドメーヌのまわり半径5km以内に複数点在し、大半が小高い丘の南向きの斜面に面している。畑の土壌は、表面が主に粘土質と顆粒状のシレックスに覆われ、その土壌の下の部分(0.5m~1.8m)は石灰質、さらにその下はPerronsまたはPangeeと呼ばれる大昔まだ地球の大陸がひとつだった時(パンゲア大陸)の原岩盤が存在し、三層に折り重なっている。気候は穏やかで夏は暖かく、秋から冬春にかけてはロワール川(支流)と地上の温暖差で朝夕はしばしば深い霧に覆われ、その霧がブドウの貴腐化などの環境条件に影響を与える。

現オーナーであるクリスチャン・ショサールが本格的にワインづくりを始めたのは1988年、ヴヴレーで7haの畑を借りた時からだ。以前は高速道路の橋など国の公共事業を請負う企業で働いていたそうだ。彼はワインをつくる夢を捨てきれず1986年、当時32歳の時に仕事を辞めてボルドーの醸造学校でワインの勉強をし始める。初めからナチュラルなワイン、というよりもむしろ昔ながらの手作りのワインをつくると決めていた彼は、持ち前のセンスの良さを生かして、初っ端からSO2ゼロ添加で質の高いセンセーショナルなワインをつくりだす。その後ヴィニュロンの仕事と、一方でアンボワーズにある醸造学校の講師を掛け持ちながら1999年までヴヴレーでワインづくりを続ける。(ティエリ・ピュズラがクリスチャンに習ったことは周知の通り)その後、ある事情からヴヴレーのワイナリーを引き払い、2001年まで アメリカのオレゴン等各地を放浪する。2001年にジュネーブの試飲会で現在の妻ナタリーと知りあってから再びワインづくり再開を決意する。2002年ジャニエールにドメーヌ・ル・ブリゾーを立ち上げ、そして2006年にはナタリーの愛称をから取ったナナ(ヴァン・エ・カンパニー)というネゴシアンも立ち上げ現在に至る。

現在、クリスチャンは9haのドメーヌの畑と醸造+ネゴスワインの醸造の4人で管理している。(繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、シュナン、シャルドネ、ピノドニス、ガメイ、コーで、樹齢は8~40年。ブドウ栽培のベースはビオロジックだが、2006年からドメーヌの畑全てをビオディナミ農法に変えて、さらなるワインの質とテロワールの表現に磨きをかける。醸造も「よりナチュラルに」をモットーに、テクニックはほとんど使わない。そのかわり収穫期間や醸造、熟成期間等の醸造工程には細心の注意をはらい「ここぞ!」というタイミングを逃さぬよう神経を集中させる。
残念ながら2012年にクリスチャンが亡くなり、その後を妻であるナタリー・ゴビシェールが引き継ぎ現在に至る。

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