フランス、アルザス、ファッフェンハイム品種： ピノオーセロワ 白ワイン
樹齢： 64年平均
土壌： グレ・ローズ（ピンクの小石） 混じりの石灰質・粘土質
マセラシオン： なし
醗酵： 自然酵母で10ヶ月
熟成： 29hLのフードルで11ヶ月

2019年は、歴史的な猛暑に見舞われた年。日照りにもかかわらずブドウの房は多く、収量は60hL/haとしっ かり取れているが、酵母の働きに必要な窒素がいつもよりも不足していたため発酵が最後まで終わらなかった。糖を8g/L残した状態で瓶詰め。SO2無添加、ノンフィルターによる再発酵のリスクを考え、リリース前に瓶詰めしたワイン十数本を暖かい場所や日に当たる場所に6ヶ月間置きTest de tenue a l’air（ワインをプロテクトされていない厳しい環境に置き状態の変化や耐性を見るテストのこと）を実施。ワインが大きく動かないことを 確認してからリリースに至った。出来上がったワインは、軽く微発泡を感じるフルーティーで爽やかなワインに 仕上がっている！ほんのりとした甘さの中に柑橘系の酸と心地よいほろ苦さがあり、アルコール度数13.5%とは思えないなめらかさと軽快感がある！

白桃、梨のコンポート、スモモ、ほうじ茶、ニワトコの花、イラクサ、ピーナッツの香り。ワインはピュアかつ透明感のあるエキスがフルーティーでほんのりと甘みがあり、後から線の細い強かな酸と滋味深いミネラルがじわっと優しく口に広がる！

収穫日は9月16日。収量は60hL/ha。
2019年は酵母に勢いがなかったため最終的に8g/糖が残った！ヴィエーユ・ヴィーニュとグレローズの土壌が香り高く滋味深いワインに仕上げる！
SO2無添加！ノンフィルター！