VdF ヴェルシオン・スッド・ルージュ 2018 / フレデリック・コサール
( Version Sud Rouge / Frederic Cossard )7539
商品コード:
nomal
フランス、ブルゴーニュ、サン・ロマン品種: グルナッシュ35%、カリニャン35%、 クノワーズ8%、アラモン8%、サンソー7%、ウイヤード7% 赤ワイン
樹齢: グルナッシュは50年平均、その他の品種は100年以上
土壌: 砂混じりの粘土質・石灰質、小石混じりの沖積土
マセラシオン: スミマセラシオンカルボニック ステンレスタンクで21日~28日間
醗酵: 自然酵母で3週間
熟成: 古樽で7ヶ月
アルコール度: 14.5%
フレッドがローヌのテロワールを求め新たに仕込んだのがこのヴェルシオン・スッドだ。ジゴンダスとヴァン トゥーの2つのテロワールと100年を超える樹齢のブドウを今回実験的にフレッドのブルゴーニュスタイルで仕込んでいる。
ワインの醸造は彼が何度かローヌに足を運び現地の生産者にアドバイスをするかたちで加わり、熟成とアッサンブラージュは彼のドメーヌで行っている。さすがはフレッドの仕込むワインだけあって、酒質が柔らかく上品で、果実の凝縮味が染み入るように優しい。 彼曰く、このワインのポイントはずばりマイナー品種が主体であると言うこと。ちなみに、ローヌの赤のメジャー品種と言えばグルナッシュとシラー。そのメジャー品種であるグルナッシュがヴェルシオン・スッドには35%しか入っていない。その他の品種は、カリニャン、サンソーを含め全てマイナー品種だ。「例えば、味わいのメインではないが、このワインの重要な背骨のとなっているわびさびの効いた奥ゆかしい酸は、クノワーズ、ウイヤード、アラモンなどの土着品種から来ている。これらは、かつてワインの色出しや収量を上げるためだけに使われ、全く評価されなかったブドウ品種だ。カリニャンやサンソーも同様に、ローヌではマイナー品種として扱わ れる。これらグルナッシュやシラーよりも低く評価されるブドウが、樹齢100年を超えるヴィエーユ・ヴィーニュともなると、これだけエレガントで深みのあるワインになるということを実証したかった。」と彼はヴェルシオン・スッドのコンセプトを語ってくれた。
カシス、ミュールのジャム、ドライプルーン、黒オリーブ、甘草、黒糖、漢方薬の香り。ワインは上品かつまろやかで染み入るように滑らかな果実の凝縮味があり、後からスパイシーなミネラルと酸、キメの細かいタンニンが優しく余韻を引き締める。
収穫日はヴァントゥーが9月3日、ジゴンダスが9月5日。収量は30hL/ha。
ラ・シラー・ド・タレスに代わる新たな ローヌのテロワールにたどり着いたの が、このヴェルション・スッド!樹齢100年を超える土着品種のポテンシャルを最大限に引き出すことをコンセプトにつくられた。
SO2無添加。ノンフィルター。