VdF シレーヌ・ルージュ 2019 / ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
( VdF Silene Rouge / Domaine Les Deux Terres )7435
商品コード:
nomal
フランス、アルデッシュ、ヴィルヌーヴ・ド・ベール品種: メルロー100% 赤ワイン
樹齢: 39年平均
土壌: 玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン: ステンレスタンクで25日間
醗酵: 自然酵母で34日間
熟成: 古樽で12ヶ月
2019年のシレーヌはメルロー100%。メルローは猛暑と日照りの結果、早期収穫にもかかわらずアルコール度数が15%まで上がり、最終的に長期熟成を期待させるような力強くポテンシャルのあるワインに仕上がった!マニュ曰く、今回は前年同様にカベルネとメルローをアッサンブラージュする予定だったが、カベルネの醸造が うまく行かなかったためやむなくアッサンブラージュを断念したとのこと。ちなみに、今回は酒質の強いワイン の角を取るために100%樽熟を施している。出来上がったワインは濃厚で、リッチな果実味の中に洗練された酸 とミネラル、緻密なタンニンのメリハリが複雑に絡み合い、味わいに深みと奥行きを与えている!今飲むのであれば食中、特に牛などの赤身の肉やジビエと合わせるのがベスト!できればあと5年くらいゆっくりと寝かせて、タンニンと濃厚な果実味がさらに丸くなってから飲んでみたいワインだ!
カシス、ダークチェリー、プルーン、バラの花弁、甘草、ナツメグの香り。ワインは滑らかかつ濃厚でボリュームがあり、コクのある凝縮した果実味に洗練されたミ ラルとカカオのようなほんのりビターなタンニンが溶け込み骨格を形成する!
収穫日は9月12日。収量は35hL/ha。
2019年はブドウが早熟で、収穫日を早めたにもかかわらずアルコール度数は15%まで上がった!ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神デュオニュソスの従者で酔っぱらいのシレーノスからとった!
SO2無添加、ノンフィルター!
ドメーヌ・レ・ドゥー・テール
Domaine Les Deux Terres
マニュエル・クナンとヴァンサン・ファルジエが最初に出会ったのは1998年、ミラベルにある農業学校で、ヴァンサンは当時農業学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていた時だった。
2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行うことを誓う。
2000年に学校を卒業したエマニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにある、ドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、その翌年の2001年、マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは農業学校を退職し、ドメーヌ・グロージュの栽培責任者として加わる。
2004年、ワイン哲学の違いからエマニュエルがドメーヌを退職し、ヴァール県のサン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始める。
そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンがドメーヌ・グロージュを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始める。
ドメーヌどうしが近く、交流が深かったことから、また再び二人は毎日顔を合わせることとなる。
2008年、満を持したマニュエルがヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュに戻り3haほど畑を購入する。
2009年、ドメーヌ・トリエンヌを退職したヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ畑5haを引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
ビニュロン家系のだったヴァンサンとビニュロンの家系でなかったマニュエルが二人三脚で経営する、レ・ドゥーテール。マニュエルがリュッサックにある3haの畑、ヴァンサンがミラベルにある5haの畑を所有し、醸造栽培は2人で管理している。
(他にヴァンサンの父親が畑、マニュエルの妻が事務の仕事を手伝う)
彼らのもっとうは、「消費者が喜ぶ自然派ワインを造る」こと。
ワインの欠点に一切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの高いワインを造り上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは欠かせない。
レ・ドゥーテール「二つの土地」というドメーヌ名には、2人の才能、2人のそれぞれのテロワールの異なる葡萄を持ち合わせ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという彼ら一心同体の強い思いが込められている。