アルザス・ゲヴェルツトラミネール・アンフュージョン 2015 / ガングランジェ
( Alsace Gewurztraminer Infusion / Domaine Ginglinger ) 7304
商品コード:
nomal
フランス、アルザス、ファッフェンハイム
品種: ゲヴュルツトラミネール 白ワイン
樹齢: 30年平均
土壌: アラゴナイト混じりの石灰質、グレ・グ リ(灰色の小石)混じりの石灰質
マセラシオン: 除梗したブドウを10 kgの網袋に入れ12ヶ月アンフュージョン
醗酵: 自然酵母で6ヶ月
熟成: 10hLのフードルで11ヶ月
2018年6月に初リリースして非常に大好評だったゲヴュルツ・アンフュージョンの再リリース!グラン クリュ・ツィンコフレのゲヴュルツに、グランクリュ・シュタイネールのゲヴュルツを20%混ぜプレスし、アンフュージョン※を施したとても贅沢なキュヴェだ。2015年は、ゲヴュルツが完熟しすぎてアルコール度数が高く酸が少なかったことから、通常の仕込みではボラティルが上がり発酵が終わらずに糖が残ると判断し、アンフュージョンを敢行!1000Lの果汁に対して、バケツ2杯分(約10kg)の除梗したシュタイネールのゲヴュルツを網袋に入れて漬け込み、12ヶ月アンフュージョンを施している!さらに熟成中はウイヤージュを一切行わず軽く酸化させることで複雑さを引き出している!ガングランジェのカーヴでさらに2年間熟成させたワインは、よりゲヴュルツのスパイシーさと複雑な旨味が融合された力強い味わいになっている!グランクリュのテロワールの底力を感じるワインだ!
※アンフュージョン:少量の果皮や果粒 などを浸漬し、風味づけを行うことブドウに付着した野生酵母により発酵促進の効果もある。
マンゴスチン、洋ナシのコンポート、ジンジャー、キンモクセイ、エシャロットの香り。ワインはピュアで力強くボリューム豊かで、凝縮した塩気のある旨味と強かな酸、骨太で鉱物的なミネラルが複雑な味わいを形成する!
収穫日は9月23日。収量は45hL/ha。残糖は1.6g/Lの辛口!ツィンコフレ8割(ネゴス)とシュタイネール2割(自社)の2つの区画のブドウを混ぜている!
アンフュージョンとは「煎じたもの」と言う意味で、ワインに対して少量の果皮や果粒などを浸漬し、風味づけを行うことを言う!
SO2無添加、軽くフィルター有り。
ドメーヌ・ガングランジェ
Domaine Ginglinger
アルザス地方のコルマール市から南に10km ほど南下した小さな村ファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー「ドメーヌ・ガングランジェ」がある。
ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北 170kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの銘醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。
気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。
ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990 年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。
引継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。翌年の1997年は、マルセル・ダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、
以降、畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる。
(勉強会は毎年開かれ、現在も続いているという)1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ガングランジェを起ち上げ、自らのワインを作り始める。
同年、エコセールの認証、そして、2001 年にデメテールの認証を取得し現在に至る。
現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している。( 仕事が間に合わない時は時々季節労働者数人が手伝いに入る)
彼の所有する品種は、赤はピノノワール、白はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。
畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。
ビオディナミはもちろん畑だけではなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。
アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを作る。