イタリア、エミリア・ロマ-ニャー
品種： トレッビアーノ モンタナーロ、トレッビアーノ ディ スパーニャ
微発泡白ワイン
アルコール度： 12.5%
王冠栓

樹齢16~30年。収穫後ごく短期間のマセレーションを行い木樽にて醗酵を行う。冬の気温によって醗酵が止まり、3~4月の気温の上昇に合わせてボトル詰め、瓶内で醗酵を終える。スボッカトゥーラ（オリ抜き）は行わずにリリース。猛暑の年、強い果実は、2年の熟成によって素晴らしく変化。泡のきめ細やかさと旨みの強 さをもったヴィンテージ。

素晴らしいバランス、これぞグラツィアーノともいえる2018が先日完売となり、次のヴィンテージを楽しみにしておりました。しかし2019は天候に恵まれず、その影響もあり醗酵に苦労した結果、リーパ、スミルツォともに、大半のワインがお酢になってしまったと話すヴィットーリ オ。希少な存在となってしまった2019の入荷は、まだしばらく先になってしまいますので、今回は以前に入港しておりました2017ヴィンテ ージをリリースさせていただきたいと思います！ 猛烈な暑さによって樹上での過度な凝縮が起きた2017、彼曰く「“(H)ARD ハード”なヴィンテージ」というだけあり、例年には感じられないような強いアロマと酒質を持った個性的なリーパ ディ ソプラヴェント。リリースより2年の熟成を経て、今回リリースさせていただきました！ リリース当時はそのイメージ通り、「強さ、凝縮」を感じる味わいでしたが、約2年間の熟成によって全体的なバランス感、そして泡がワインの中に一体化。きめの細かさと旨みの強さを感じる状態になりました。 「ランブルスコは喉の渇きをいやす程度、熟成する訳がない」 「時間を費やす事はフリッツァンテにとって致命的」そんな一般論はグラツィアーノには当てはまりません！10~20年の熟成にも耐え得るポテンシャルを秘めた、素晴らしいフリッツァンテです。