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ピノ・グリ・オリジン 2018 / ジャン・マルク・ドレイヤー
( Pinot Gris Origin / Jean Marc Dreyer ) 7201

¥4,345 税込
商品コード: nomal
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フランス、アルザス
品種: ピノグリ  白ワイン マセラシオン
樹齢: 23年平均
土壌: 石灰質・粘土質
マセラシオン: ステンレスタンクで8日間
醗酵: 自然酵母で1ヶ月
熟成: 20hLのフードル(大樽)で12ヶ月

今回初リリースとなるピノグリのマセラシオン!
2017年も仕込んだのだが、ボラティルが上がりすぎたためリリースは見送った。ブドウはピノグリ・ウェッグやピンク・ポンと同じ畑から。ジャン・マルク曰く、ピノグ リは気候に対してとても敏感で、同じ畑でもブドウの熟しがまちまちであることが多いため、ブドウの状態と収穫のタイミングに応じてウェッグ、ピンク・ポン、オリジンにするか決めているのだそうだ。出来上がったワインはアルコール度数13%としっかりとしたボリュームがありながらも、味わいはみずみずしくジューシーでイチゴやフランボワーズのエキスを飲んでいるような、まるでジュラのプールサールを彷彿させる清涼感がある! また、染み入るような果実味とミネラル・タンニンで構成されるストラクチャーとのバランスが超絶妙!

フランボワーズ、イチゴのジャム、アセロラ、オレンジピール、バジル、鉱石の香り。ワインはチャーミングかつジューシーで明るく、甘さにも似た果実味が染み入るように柔らかく広がりがあり、鉱物的なミネラルとのバランスが絶妙!

収穫日は9月17日。収量は60hL/ha。ブドウはキュヴェ・ウェッグやピンク・ポンと同じ畑から!ピノグリはブドウの状態に応じて3つのキュヴェを仕込み分ける。キュヴェ名を 「オリジン」にしたのは、元々大昔白 ワインは赤と同じくマセラシオンをして仕込んでいたことから「原点」と言う意味で名付けた!
SO2無添加。ノンフィルター。

ジャン・マルク・ドレイヤー
Jean Marc Dreyer


生産地
フランス、アルザス地方ストラスブールのボージュ山脈の山麓に向かって30kmほど南西に下ると、村の紋章にバラの花を掲げるロスハイム(Rosheim)村がある。その村内に4代に渡って続く由緒正しいドレイヤー家のドメーヌがある。畑の総面積は6ha。ロスハイム村の南、北、西半径10km以内に30の小さな区画が点在する。畑の標高は200~300mで、オークセロワの畑が一番標高が高い。土壌は主に粘土質・石灰質で、ワインに繊細なミネラルとフィネスを与える。また、北向きにあるオークセロワ、シルヴァネール、ピノノワールの畑は、昨今温暖化が進む中で年々コストパフォーマンスを上げてきている。気候は半大陸性気候で、冬は寒さが厳しく夏は暑く乾燥しやすい。だが、ボージュ山脈が西から来る大陸性気候を遮る壁の役割を果たし、寒さや雨を防ぐミクロクリマの役割を果たしている。

歴史
オーナーのジャン・マルクは4代目。幼少の頃から父の畑仕事を手伝うのが大好きで、14歳にはすでにトラクターを運転していた。高校を卒業し会社勤めをしていたが、2000年25歳の時、父の定年が近づいたことを機に実家に戻る。農業開業責任者資格(BPREA)を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、同時に、以前から興味のあったビオディナミをパトリック・メイエのところで学んだ。2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメーヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げる。そして6haあった父の畑をビオディナミに変える。立ち上げ当初はブドウ栽培の他にもジャガイモや古い昔の小麦、野菜なども並行して作り販売していた。また、ワインのボトル販売は地元や観光客のみで、大部分はネゴシアンが桶買いしていた。2009年、パトリック・メイエの影響もあり、ピノノワールで最初のSO2無添加のワインをつくる。これを機にSO2無添加のワインに気持ちが傾いていったジャン・マルク。2013年、初めて全てのワインをSO2無添加で仕込む。2014年、並行して行っていた野菜販売をやめ、またネゴシアンに売るワインも大幅に減らし、SO2無添加ワイン造りに専念し現在に至る。

生産者
性格はとても温厚で信仰心の厚いジャン・マルク。現在、父の代に植えた樹齢平均50年を超すヴィエーユ・ヴィーニュの畑5haと彼が2010年に植樹した若樹の畑1haの計6haを父と2人で管理している。アルザスの生産者であるが、アルザス品種のアロマティックな特徴があまり好きではないという彼は、品種の香りの影響を少なくするためにワインの仕込みは主にスキンコンタクトを実践している。そのためアルザスの自然派ワイン生産者の中では「マセラシオンのワインを得意とするヴィニョロン」として名が通っている。彼のモットーは「ブドウ本来が持つエネルギーを壊さない!」こと。2500kmの行程を徒歩で巡礼するくらい敬虔なキリスト教徒である彼は、目に見えない神の力や奇跡を信じていて、ブドウのエネルギーを正しく良い方向に導けば、必ず素晴らしいワインが出来上がると信じている。ビオディナミを早くから取り入れたのも、ブドウ本来の持つポテンシャル(エネルギー)を引きだすという点で彼の考えと一致するところがあり、今はさらに均一になりがちな機械を使う作業を徐々に減らし、ブドウの木ひとつひとつの個性に向き合うために手で行う作業を増やしている。彼の趣味のひとつに散歩があるが、散歩と言っても、ただブドウ畑の中を歩いて何気なく佇むだけ。休日の日でも畑仕事が終わった後でも、夕飯を食べ終わった後に、ブドウと対話するためにぷらっと畑に出かける。そして、ブ ドウに耳を傾けることでブドウから出るエネルギーを静かに感じる…それが彼の趣味であり日課なのだそうだ。 彼自身、もう今はほぼワインづくりだけに特化しているが、以前はブドウ以外にF1種からではない昔ながらの固定種からの野菜や穀物も作っていた。今でもその名残で、絶滅危惧にあるフランス原産の希少な昔の小麦の種を復活させるための活動を続けている。

<畑>
土壌: 石灰質・粘土質
総面積: 6ha
品種: ピノオーセロワ、シルヴァネール、ミュスカ、リースリング、ゲヴュルツトラミネール ピノグリ、ピノノワール
樹齢: 50年平均
剪定方法: ギュイヨ・ドゥーブル
生産量: 理想は 40~45hL/ha
収穫方法: 収穫者10~15人前後で手摘み。畑で房レベルの選果。
ビオの認証: 2004年からエコセール、2015年デメテール認証

<醸造>
醸造方法: 赤はセミ・マセラシオンカルボニック&樽熟成、 白はセミ・マセラシオンカルボニック&樽内熟成、樽内醗酵&熟成・赤は、完熟したブドウを収穫後、まず除梗したブドウをタンクの下に敷き、それから全房のブドウを入れてマセラシオン。(上蓋はするが密封ではない)発酵を促すために、手で果房を優しく押したりルモンタージュを数回行う。デキュヴァージュ後フリーランとプレスワインをアッサンブラージュし、樽に移して熟成。熟成終了後、スーティラージュしタンク内で少しワインを落ち着かせて瓶詰め。(瓶詰め日は月のカレンダー参照) 白のマセラシオンは赤と同じ方法で醸造。熟成はフードル(大樽)もしくは225~600Lの樽で熟成。熟成後フードルはスーティラージュせず直接瓶詰め。その他の樽はスーティラージュ後タンク内で少しワインを落ち着かせて瓶詰め。瓶詰め日は月のカレンダー参照)白の直接プレスは、完熟したブドウを収穫し、そのままブドウを房ごと垂直式の圧搾機にかけプレスをする。 (プレス時間は半日~24時間)プレスしたジュースをそのまま大樽もしくは600Lの樽に移し自然発酵。熟成後フードルはスーティラージュせず直接瓶詰め。その他の樽はスーティラージュ後タンク内で少しワインを落ち着かせて瓶詰め。瓶詰め日は月のカレンダー参照)
酵母: 自然酵母
マセラシオン期間: ファイバータンクで10~15日
発酵期間: ファイバータンクで1ヶ月。白のプレスはフードルもしくは古樽で3~24ヶ月。
熟成方法: 赤は古樽(228L)、白はフードルもしくは225~600L樽
SO2添加: なし
フィルター: なし

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