VdF ミュスカ・セック・デ・ルマニス 2019 / ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ
( Muscat Sec Des Roumanis / Le Petit Domaine de Gimios ) 7156
商品コード:
nomal
フランス、ラングドック、サンジャン・ド・ミネルヴォワ
品種: ミュスカ・プティ・グレン 白ワイン
樹齢: 22年~100年以上
土壌: 石灰石・粘土質
マセラシオン: なし
醗酵: 自然発酵 ステンレスタンクで18日間
熟成: ステンレスタンクで8半ヶ月
2019年は、ミュスカが豊作だった当たり年!ピエール曰く、収量30hL/ha がとれたのは1999年以来 とのことで、いつもよりもみずみずしくセックに仕上がっている!香りの華やかさは健在で、白桃やカモミール、ヴェルヴェンヌなど香水のように官能的な香りが鼻をくすぐる。味わいも、いつもの濃厚なエキスが上品になった分、剥き出しのミネラルがダイレクトに感じられ、まるでピュアなミネラルエキスを飲んでい るかのようだ。いつものネクターのように濃厚なジミオの白も好きだけど、今回のワインも洗練されていてなかなか乙なもの。薄ウマファンであれば絶対に飲んでほしい逸品だ!
白桃、クエッチ、レモン、グレープフルーツ、カモミーユ、ヴェルヴェンヌ、フェンネルの香り。ワインはピュアでみずみずし く透明感のあるエキスに塩気のある旨味と塩気のある洗練されたミネラル、線の細い酸がきれいに溶け込む。
収穫日は8月21日~23日。2019年は ミュスカが豊作だった当たり年!
収量30hL/haは1999年以来とのこと!ワイン名のデ・ルマニスは畑の名前。残糖分は9.6g/L。SO2無添加!ノンフィルター。
ル・プティ・ドメーヌ・ド・ジミオ
Le Petit Domaine de Gimios
生産地
ベジエ市からカルカッソンヌ市に向かう途中、北側の丘陵地に沿ってサンシニアン、ミネルヴォアとラングドック地方を代表する名産地が広がる。
サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ村はその2つの産地にちょうど挟まれるよ うに位置する。
隆起したプレートが織りなす複雑な台地、長い年月をかけて河川が浸食した、まるでグランドキャニオンを思わせる壮大な地形は、この地域独特の光景で目を見張るものがある。
天然甘口ワインで有名な産地 のひとつで、他に類を見ない芳香とフルーティさを兼ねたミュスカを産出することで定評がある。
歴史
1995年にブドウ畑を購入して以来、アン・マリー・ラヴェイスはブドウの古樹に息吹を吹き返すがごとくビオディナミ農法を実践し続けている。
彼女のヴィオディナミ歴は古く、遡れば30年前の、彼女が以前まで続けていたフルーツ菜園農家の時代までたどることができるという。
残念ながら、農場は1993年の山火事により全焼 してしまったが、これを転機に彼女はもともと興味を抱いていたワイン作りに人生を注ぐこととなる。
生産者
現在はアン・マリー・ラヴェイスと息子のピエールで4.5haの畑を管理している。
赤白共に品種はサンソー、 アリカント、テレット、ミュスカ・プティ・グレンなど土着のもののみで、ほとんどのブドウの樹が100年を 超えている。
彼女のブドウ畑のまわりには隣接する畑が無く、ビオディナミを実践するには格好のシチュエーシ ョンである。
フルーツ菜園農家だった経験を生かし、ブドウの樹ひとつひとつの観察には特に注意を払う。
ブドウ畑に撒く散布剤は、ビオディナミゼの時に必要な調剤のみ!と彼女の徹底した自然有機農法は、参考のため遠方から視察に訪れるワイナリーも後を絶たない。
収穫は1世紀を経たブドウの樹から搾り出されるブドウのエキスは微量で収量調整の必要が無く、毎年10~14hL/haの収穫量で収まる。
ブルゴーニュのグランクリュクラスで30hL/ha 前後の収穫量が平均ということを考えると驚異的な少なさだ。
醸造方法は至って自然派。「私は昔 から農家であったから、栽培のプロではあってもワイン作りはまだまだ素人」と謙遜するアン・マリーは、自分がエノロジストでなく醸造の素人だったからこそ昔ながらの作り方、自然派のワインに抵抗無く耳を傾けることができたと現在を振り返る。
自然酵母、ノンフィルター、SO2無添加(白は必要があればごく少量)添加で奇跡のワインをつくり出す。