ドゥーセール・アンジェヴィーニュ・アフロディーテ・ブラン 2009 500ml / ラ・クーレ・ダンブロジア
( Douceur Angevine aphrodite Blanc / La Coulee d’Ambrosia )
商品コード:
産地: フランス、ロワール
品種: シュナン・ブラン 甘口白ワイン
アルコール度: 13.8%
非常に残念ではありますが、ジャン・フランソワは2018年の醸造を最後とし新たな道へ進むことを決め、現在1.9haとなった畑はシリル・ル・モアンに貸しているそうです。今後、生産者として戻ることがあるかどうかは分かりませんが、未だタンクや樽に入っているワインが多くありますので、状態が整えば数年のうちに徐々にリリースされることでしょう。この先も見守って頂ければと思います。
2009年ヴィンテージの再入荷となります。
粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢約45年。貴腐葡萄を使用し全房プレスで小樽発酵。ウイヤージュなしで軽いフロールの下で36ヶ月熟成させています。2005年まではドゥーセール・アンジェヴィーニュと呼ばれておりましたが、2009年ヴィンテージより葡萄が成熟したことへの感謝とその熟成を強くイメージさせるように、愛と豊穣の女神アフロディーテ(ギリシャ神話の女神)と名づけました。
琥珀のような色合いで、グラスに注ぐと少しとろりとし、ゆったりとした流れが見られます。蜂蜜やラムレーズン、カラメル、メープルシロップ、タバコなどの香り、仄かにパンデピスを想わせるスパイス香やパンの芳ばしさなども加わります。奥深くゆっくりと引き込まれていくような甘さや複雑さを想像させる芳醇さで、アタックには豊かな甘みが感じられますが、酸がほどよく溶け込んでおり柔らかく口中に広がります。酸の役割は非常に大きく、重厚さをほどよく感じさせ深みや果実味を引き立て、余韻には僅かに塩味を感じさせるメリハリのある味わいへと導いています。先にお伝えしたとおり抜栓から1年以上経ても劣化することはありませんので、味わいの変化をゆっくりお楽しみ頂けますので、しっかりと栓で止めて冷蔵管理をしていただければ、長い時間充分にお楽しみ頂けます。